【皇居前広場 概要】
バスツアーの場合、皇居外苑の皇居前広場に連れてきてくれると思います。
皇居前広場は、東京のど真ん中の広々とした緑豊かな居心地の良い場所です。初めての方は大都会のど真ん中でこんなにも広く空が見渡せ多くの高層ビルに囲まれているのに圧迫感が無い不思議な感覚になると思います。東京観光のバスツアーは、この皇居前広場へ連れてきてくれますが、皇居内までは連れて行ってくれないので、庭園が見たい方はツアー内容を確認した方が良いです。
皇居前広場の近くに特別史跡江戸城跡史跡の正門鉄橋(二重橋)があります。
皇居広場を見た後、帰りに立ち寄るのがバス停留所の近くにある楠木正成像。
鎌倉幕府打倒を成し遂げた楠木正成が、隠岐の島から戻った後醍醐天皇を、兵庫の道筋で出迎えたときの勇姿をかたどっています。明治33年に住友(現:三井住友グループ)から宮内庁に献納されもので、立案から完成までに10年を費やした銅像です。
【皇居江戸城跡 概要】
江戸城跡や東御苑に行くには、大手門を通る必要があります。その前に警察が持ち物検査をしていますので、可能ならキャリケースなどでの入場は控えましょう。大手門を過ぎ、大手三の門を抜けると左手に百人番所、右手に中之門跡があります。
百人番所は、城の本丸と二の丸へ通じる要所である「大手三の門」を守る大切な番所でした。江戸城最大の検問所である百人番所には「百人組(鉄砲百人組)」と呼ばれた根来組、伊賀組、甲賀組、二十五騎組(廿五騎組)の4組が交代で詰めていました。100人ずつで警護していたので、百人番所と呼ばれています。
中之門跡から先に上ると江戸城跡があります。江戸城跡は、全高は60メートルほどもある日本最大級の大天守があった城跡です。残念ながら明暦三年(1657)に「明暦の大火(めいれきのたいか)」の際に焼け落ちて消失しています。約2日間で江戸の大半を焼いた大火災でした。
歴史建造物はほぼありませんが、現在は四季を彩る草木が植えられており、季節ごとに咲く花は美しく、東京都のど真ん中とは思えない静寂を味わえます。歴史や城に興味が無い方には天守台だけで何もない場所となりますので、過度な期待はせず、あくまで公園として楽しみましょう。(日本の歴史建造物を見たい海外の方にはお勧めしない場所です)
【皇居東御苑 概要】
皇居東御苑は、二の丸庭園と諏訪茶屋が見どころです。二の丸庭園は九代将軍 家重時代の庭絵図面をもとに復元した庭園と云う事であり、池には ヒレナガニシキゴイ が優美に泳いでおります。ここは、つつじが満開の4月中旬から下旬がお薦めですが、春から夏にかけては花が、秋には紅葉が楽しめる場所です。
諏訪茶屋は、江戸時代には現在の吹上御苑(御所)近くにあった茶室で数奇屋風の書院茶室様式となっています。 明治45年に再建されたもので、明治期の茶室風の建物として優雅な外観を持っているため、皇居東御苑の整備に当りここに移されました。
【皇居 近くにある観光スポット】
東京駅、靖国神社
【皇居 アクセス】
管理人の感想
広大な公園のためそこそこの距離を歩きます。夏の東京はとても暑いため、それ以外の時期に訪れることをおすすめします。江戸城跡は公園です。日本の歴史建造物を見たい海外の方にはお勧めしない場所ですので、観光する際は事前に情報収集をしましょう。