【高千穂峡 概要】
高千穂峡(たかちほきょう)は、阿蘇山の噴火活動による堆積溶岩が急激に冷却され、それが五ヶ瀬川による浸食作用を受けて形成されたV字峡谷です。断崖の高さは平均80m〜100mに達しており、これが東西7kmにわたり続いています。現在は国指定の名勝、天然記念物に指定されています。

【高千穂峡 真名井の滝】
真名井の滝(まないのたき)は、高千穂峡のほぼ中央に位置する高さ17メートルの滝です。

神話によれば天村雲命(あめのむらくものみこと)という神が天孫降臨の際に、この地に水がなかったので水種を移したことで、滝となって流れ落ちているといわれています。この場所はイザナギノミコトとイザナミノミコトが婚礼を行った場所とも言われています。
【高千穂峡 柱状節理】

柱状節理(ちゅうじょうせつり)とは、火山活動によってできた溶岩やマグマが冷えて固まる際に、収縮してできる柱状の割れ目のことです。特に玄武岩などの火山岩に多く見られ、五角形や六角形の柱状の割れ目が蜂の巣状に集合したような形状をしています。
【高千穂峡 おのころ池】

池の中心辺りにある「おのころ島」は、イザナギノミコトとイザナミノミコトが生み出したと伝わっています。二柱の神が持つ「天沼矛」(あめのぬぼこ)の先から落ちた雫が固まって島になったそうです。

この池には、鯉やチョウザメが泳いでいます。高千穂渓谷を歩いてきて休憩するのによい場所となっています。
【高千穂峡 貸しボート】

峡谷は貸しボートで遊覧できるようになっており、峡谷に流れ落ちる真名井の滝の至近まで近づくことが出来ます。当日券もありますが枚数が限定されているようです。事前予約をした方が良いと思います。貸しボートは4,100〜5,100円で繁忙期は増額されます。
【高千穂峡 近くにある観光スポット】
高千穂神社、天岩戸神社
【高千穂峡 アクセス】
管理人の感想
イザナギノミコトとイザナミノミコトにゆかりがある場所ですね。景観が素晴らしい場所ですが、近年は海外のツアー客の多さでオーバーツーリズム状態。混雑時期や時間帯・ボート予約など観光前には情報収集して行くべきだと思います。私も貸しボートで滝の近くまで行きたかったのですが、おっさんの一人旅では遠慮しました。ぜひ家族でまた来たいと思います。
〒882-1103 宮崎県西臼杵郡高千穂町向山
※無料駐車場あり。