【鬼切石 概要】
宮崎県の豊かな自然と深い緑に包まれた山中に、古くからの伝承とともにひっそりと横たわるのが「鬼切石(おにきりいし)」です。その名の通り、まるで巨大な刃物で一刀両断されたかのように、見事に真っ二つに美しく割れた巨石が佇んでいます。

人気漫画『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎が、修業の最後に狭霧山(さぎりやま)で大岩を真っ二つした岩に類似していました。

「鬼切石(おにきりいし)」は、宮崎県高千穂中心部から車で約5kmの位置にあります。高千穂郷を荒らした悪神・鬼八(きはち)を「みけいりのみこと」が退治する際、太刀が外れて石に当たり、その跡が残ったと伝わる伝説の場所です。注連縄で囲まれた伝説の石は、地元の伝承が色濃く残るパワースポットとなっています。
【高千穂地方の伝承】

高千穂の地元伝承では、海で行方不明になったのではなく、嵐ではぐれて故郷である高千穂へ引き返してきたとされています。帰還した高千穂の地では、悪神「鬼八」が人々を苦しめていました。三毛入野命は家来と共に鬼八を激しい戦いの末に退治し、囚われていた鵜目姫(うのめひめ)を救い出して妻としました。鬼八は強い魔力で一度は蘇ったため、二度と生き返らないよう体を3つ(首・胴・手足)に切り離して別々の場所に埋葬しました。これが「鬼切石」の伝説に繋がっています。 その後、三毛入野命とその子孫は代々高千穂の地を治め、農耕を広げたと伝えられています。
【鬼切石までの道のり】

「鬼切石」までの道のりは、観光地として整備されておらず、かなり難易度が高いルートとなっています。目的地に近づくにつれて、民家や畑の間の車1台分ほどの狭い坂道になります。対向車が来ても離合(すれ違い)が難しいため、運転には十分な注意が必要です。

車を降りてから石がある場所までは、舗装されていない草むらや細いあぜ道を歩きます。
【鬼切石】

しばらく進むと注連縄で囲われている場所が見えてきます。中心には一面がスパッと切られたような痕跡を持つ、独特な外観の巨石がありました。

石の表面には、まるで鋭い刃物で垂直に切り裂いたような直線の溝(太刀あと)がはっきりと残っています。
【鬼切石 近くにある観光スポット】
高千穂神社、高千穂峡、天岩戸神社
【鬼切石 アクセス】
管理人の感想
高千穂から大分への移動中に、山奥にある「鬼切石」へ寄り道しました。三毛入野命の鬼退治の伝説が残る巨石ですが、本当に刀で斬ったような見事な切れ込みに驚きました。『鬼滅の刃』の炭治郎の修行シーンに類似する物がありますね。鬼伝説がある土地であり、観光地化されていないリアルな現場でした。
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