【青井阿蘇神社 概要】
青井阿蘇神社(あおいあそじんじゃ)は、熊本県人吉市上青井町に鎮座し旧社格は県社で、現在は神社本庁の別表神社。地元では親しみを込めて「青井さん」と称されている。 創建は大同元年(806年)と伝えられる。阿蘇神社に祀られる十二神のうち、初代の天皇である神武天皇の孫にあたられる健磐龍命(たけいわたつのみこと)、その妃の阿蘇津媛命(あそつひめのみこと)、お二人の子供の國造速甕玉命(くにのみやつこはやみかたまのみこと)の三柱となります。
【青井阿蘇神社 境内】
現存の本殿、廊、幣殿、拝殿の中心的社殿と楼門の計5棟は、人吉藩初代藩主相良長毎とその重臣相良清兵衛の発起により、慶長15年(1610年)から同18年にかけて造営されたものです。 本殿は三間社流造銅板葺。側面と背面の桟を×型とする点や長押上の小壁に格狭間(ごうざま)を設ける点などに球磨地方の社寺建築の特徴が見られます。
1610~1613年に造営された本殿、幣殿、廊、拝殿、楼門の5つが2008年に国宝指定されています。神社自体は山の中にあるわけではなく、それほど大きな敷地でもなく、国宝も1ヶ所に固まっているので、15分もあれば見て回れる感じです。国宝はすべて茅葺きの建造物となっており、重厚さとともにどこか素朴さを感じさせます。
【青井阿蘇神社 景観】
境内は以外と狭く、こじんまりとした印象。南国の神社らしく明るく穏やかな空気感が漂う。 目の前には球磨川の清冽な流れの川面がある。赤い欄干の太鼓橋のモニュメントが黒基調の建造物に映えます。令和2年の豪雨災害で鳥居の1番上まで水に浸かり大変だったそうですが、赤い橋も綺麗に修繕されてあり見事です。
【青井阿蘇神社 アクセス】
管理人の感想
復興中だった為か少し手入れが行き届いていない部分が見受けられましたが、ちょうど敷地内では国宝記念館が建設中だったので、完成に向けて、神社全体がより一層整備されることでしょう。