王子神社と音無親水公園【東京都】

【王子神社 概要】

王子神社(おうじじんじゃ)は、創建は元亨年間(1321-24)と伝えられ、長い歴史を有します。徳川家康から社領寄進を受け、歴代の将軍とも縁のあった神社で、江戸時代には王子権現と呼ばれ、花見で有名であった飛鳥山とともに江戸名所の一つでした。非常に高い格式を持つ神社で、最盛期には飛鳥山も支配地としており、この地域一帯の「王子」と言われている地名の由来ともなっています。また、明治天皇が定めた東京十社の内、最北のお社となります。

御祭神は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)、天照大御神(あまてらすおおみかみ)、速玉之男命(はやたまのおのみこと)、事解之男命(ことさかのおのみこと)の五柱となり、総称して「王子大神」と呼ばれています。世界遺産にも登録された和歌山県の熊野古道には多くの王子神が祀られていたといわれます。

【王子神社 境内】

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戦災で焼失した神門の場所に石造りの鳥居が再建されています。石造りの鳥居としては都内有数の大きさですね。参道を含めて階段が少ないので足腰が弱い方等も参拝しやすいと思います。

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鳥居から拝殿までの境内はそれ程広くはないのですが、境内は立ち並ぶ緑豊かな木々と心落ち着く場所です。拝殿も1945年に戦災でほとんどを失いながらも戦後に復興され、柱や幕の白、飾り金具の金と渋い色調で威厳ある姿を取り戻しています。神社だけでなく音無親水公園と合わせて参拝すると良いと思います。

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鳥居をくぐって左手に立派なお神輿が展示されています。

【王子神社 境内 関神社(せきじんじゃ)】

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境内には、理容業界の神様で、髪の祖神である関神社(せきじんじゃ)があります。戦災で焼失したものを、昭和36年に理容、美容業、かつら屋さんなどが髪の供養と恩返しから再建した神社です。再建に尽力した人やかつら店などの名前が彫られていました。髪の毛にご利益があるかもしれませんので不安な方はぜひ訪れてみてください。御祭神は百人一首でも有名な蝉丸公(せみまるこう) となっております。

音無親水公園(おとなししんすいこうえん)

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音無親水公園(おとなししんすいこうえん)は日本の都市公園100選にも選ばれている公園です。遊歩道は春は桜、夏は緑影、秋は紅葉と四季折々の景色が楽しめます。水量が少ない川は子供たちの水遊び場となっており、古風な木製橋(舟串橋)も架かる自然に恵まれた美しい公園です。

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音無親水公園から王子神社へ上がる階段があります。王子神社と合わせて散策すると気持ちが良いと思います。

【王子神社 御朱印】

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御朱印代金は決まっておりませんので参拝者のお心次第とのこと。私は500円を納めました。

【王子神社 近くにある観光スポット】

飛鳥山公園、紙の博物館、飛鳥山博物館、渋沢資料館、旧渋沢庭園、飛鳥の小径、王子稲荷神社、七社神社

【王子神社 アクセス】

管理人の感想

大都会の中にありながらも、王子神社を中心に音無親水公園や飛鳥山公園、王子稲荷神社などがあります。行き交う路面電車を眺めつつ 旧古賀庭園辺りや、その先の七社神社まで散策すると休日のひとときを寛ぐにはもってこいだと思いました。神社のことや礼儀作法などをまとめたタッチパネル式のモニターがあって英語も添えられてあるので海外の観光客も日本の伝統について学ぶことができます。

景観
 (3.5)
雰囲気
 (4)
アクセス
 (4.5)
私見
 (3.5)

王子神社

〒114-0022 東京都北区王子本町1丁目1−12

※参拝者用駐車場あり

JR王子駅から徒歩3分程度。

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