【七社神社 概要】
七社神社(ななしゃじんじゃ)は、古くから西ヶ原村の鎮守として奉祀される由緒ある神社であり渋沢栄一氏が氏子だった神社でもあります。創健は寛成5年(1793)の火災により古文書、古記録等を焼失しており不明です。江戸時代には西ヶ原村の鎮守で無量寺境内の高台、現在の旧古川庭園内に有ったそうですが、明治の初めに行われた神仏分離によって現在の地に移されました。
七社神社の名前の由来であり御祭神は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)、天児屋根命(あめのこやねのみこと)、伊斯許理度賣命( いしこりどめのみこと )、市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)、仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)、応神天皇(おうじんてんのう)と七柱となっております。

大通りから1本奥に入った所にあるので、静かで雰囲気の良い場所にあります。
【七社神社 茅の輪】

ちょうど参道に茅の輪(ちのわ)が設置されていました。茅で編んだ直径数メートルの輪をくぐり、心身を清めて厄災を払い、無病息災を祈願する夏越の祓を象徴する行事です。

茅の輪のくぐり方は、一度くぐり左へ回り、二度目は右へ回り、三度くぐって拝殿へ。
【七社神社 境内 子宝・安産】

鳥居のすぐ左にはそ妊婦さんのようにぷっくりと膨れた椎木があります。子宝・安産にご利益があるそうです。

ご神木の願掛公孫樹(がんかけ いちょう)の周りに願いを書いた絵馬が結ばれています。銀杏は多くの実をつけることから子宝の象徴とされる樹木で、この神社らしいご神木ですね。
【七社神社 拝殿と子守犬】

七社神社は子宝祈願を行っていることでも有名であり、こま犬も子供を守っていますね。伊邪那岐命・伊邪那美命を御祭神にいただいていることに由来している為と思われます。
【七社神社 境内】

拝殿と社務所の間には、休憩できる椅子が置いてあり良い雰囲気ですね。

他には境内に立派な舞殿や末社:天祖神社・末社:稲荷神社・末社:熊野神社/疱瘡社・菅原神社/三峯神社・孔子像/孟子像・歯固め石が置かれています。
【七社神社 御朱印】

【七社神社 近くにある観光スポット】
飛鳥山公園、紙の博物館、飛鳥山博物館、渋沢資料館、旧渋沢庭園、飛鳥の小径

【七社神社 アクセス】
管理人の感想
それほど大きくはないですが緑多く気持ちいい神社でした。境内から貝塚として知られる縄文、弥生土器、土師器、等が発掘され、古代人の集落が有ったとされているそうです。参拝者も比較的多く、地元の人たちから愛される古きよき神社だと思いました。見どころも多く、春夏秋冬で景観が違う為、また参拝してみたいです。