【穴八幡宮の概要と歴史】
東京都新宿区西早稲田に鎮座する穴八幡宮。金運アップ・商売繁盛・開運のお守りとして全国的に有名な「一陽来復(いちようらいふく)御守」の授与(冬至から節分まで)で知られ、年末年始には大勢の参拝者で賑わう都内屈指のパワースポットです。
【歴史と由来】金銀融通・一陽来復のお守りで知られる徳川家康公ゆかりの古社
穴八幡宮(あなはちまんぐう)は、東京都新宿区西早稲田に鎮座する旧府社の古社です。平安時代後期の康平5年(西暦1062年頃)、奥州での前九年の役を平定して凱旋した源義家公(八幡太郎)が、兜や太刀をこの地に納めて氏神である八幡宮をお祀りしたのが創祀の始まりと伝えられます。
当初は「高田八幡宮」と称されていましたが、江戸時代初期の寛永18年(西暦1641年)、境内の山裾を切り開いた際に横穴(古代の横穴墓と伝わる)が発見され、その中から金銅の阿弥陀如来像が現れたことから「穴八幡宮」と改称されました。
この奇瑞を聞いた第3代将軍・徳川家光公により幕府の祈願所として指定され、社殿の造営や社領の寄進を受けました。第8代将軍・徳川吉宗公が流鏑馬を奉納した由緒も残ります。冬至から節分にかけて授与される「一陽来復」の御札・御守は、金銀融通や開運の御神徳で知られ、江戸時代から現代に至るまで多くの参拝者の深い信仰を集め続けています。
【ご祭神とご利益】応神天皇らが授ける金運招福・商売繁盛・開運厄除のご神徳
ご祭神は応神天皇(おうじんてんのう / 品陀和気命)、仲哀天皇(ちゅうあいてんのう / 帯中日子命)、神功皇后(じんぐうこうごう / 息長帯比賣命)を祀っております。
- 金銀融通・商売繁盛・開運招福:江戸時代から続く「一陽来復」の御札の授与で名高く、お金の繰り合いを良くし、金運・財運を大きく呼び込む絶大な御神徳があります。
- 出世開運・勝運上昇・大願成就:源義家公の凱旋や徳川将軍家から祈願所として崇敬された強い神力により、勝負事での勝利や志の達成、事業の発展をもたらします。
- 安産祈願・子育守護・家内安全:応神天皇をお生みになられた神功皇后の御神徳にあやかり、安産や子どもの健やかな成長、家庭の平穏を守護します。
【穴八幡宮の見どころ&参拝ルート】
【鳥居と高田馬場流鏑馬像】威厳ある石鳥居と将軍家ゆかりの歴史を伝える流鏑馬像

穴八幡宮の正面参道鳥居は地下鉄早稲田駅から歩いて少し行くと目に飛び込んできます。 都会の中にある大きな朱色の鳥居は、周囲とのコントラストがあってとても美しいです。

鳥居の横に躍動感のある彫刻、高田馬場流鏑馬があります。毎年10月には近くの近くの戸山公園で「髙田馬場流鏑馬」が開催されますが、昔は穴八幡宮の境内で行われていたこともあり、鳥居のすぐ横に設置されたようです。

【随神門とご神木】朱塗りが鮮やかな立派な随神門と境内にそびえるご神木
男坂を登ると、朱色に塗られた見事な随神門(ずいしんもん)が見えてきます。

随神門は、邪悪なものが聖域へ侵入するのを防ぐ役割があり、寺院の仁王門に相当します。昭和20(1945)年の空襲によって焼失しましたが、1989年(平成元)から始められた境内全域の整備計画の一環として再建されました。

門を潜ると広々とした境内があります。

正面には社殿と樹齢が長いと分かる楠木が見えてきます。

明確な樹齢は公式に公表されていませんが、本殿前に大きなクスノキのご神木が2本立っています。

このご神木の根回りが非常に太く、この大地に根付いています。
【社殿と鼓楼】気品あふれる金飾りの社殿と江戸の歴史を留める立派な鼓楼

1945年(昭和20年)の東京大空襲で、建物の多くを焼失しましたが、1961年(昭和36年)、御鎮座900年事業として本殿再建工事が開始され現在にいたります。

他の八幡神社社殿は異なり、黒を基調とした高級感と落ち着いた雰囲気があります。お寺のような作りで内部に入り参拝が可能です。

鼓楼(ころう)は時刻や緊急事態を知らせるための太鼓を置いた建物です。艶やかな朱塗りであり美しい。例大祭(9月15日)と大晦日に太鼓が打ち鳴らされるそうです。
【神武天皇遥拝所】境内の静寂に包まれた歴史深き神武天皇遥拝所

神武天皇遥拝所の遥拝所(ようはいじょ)は、遠く離れた所から神仏などをはるかに拝むために設けられた場所です。この場所から、遥か南西に位置する奈良県の橿原神宮の方向を遥拝できるということらしいです。
【穴八幡宮 御朱印】

【穴八幡宮の現地参拝レポート&評価】
穴八幡宮 現地レビュー・評価スコア
| 評価項目 | スコア | 特徴・ワンポイント |
|---|---|---|
| アクセス | (5.0) | 東京メトロ東西線「早稲田駅」2番出口より徒歩約3分。馬場下町交差点に面した抜群の利便性 |
| 歴史・由緒 | (3.5) | 康平5年(1062年)源義家公により創始。寛永年間に横穴から御神体と金銅の阿弥陀如来像が出土した「穴八幡」由来の古社 |
| 規模 | (3.5) | 大鳥居、立派な随神門、重厚な社殿、流鏑馬像、光雲閣などが整然と配された高台の堂々たる境内スケール |
| 静けさ | (3.0) | 早稲田通り沿いに面し日常的な賑わいがあるが、冬至〜節分の「一陽来復」時期を除くと高台の境内は落ち着いた雰囲気 |
| 自然・景観 | (3.0) | 石段の先に広がる高台の境内や、朱塗りの随神門、季節ごとの境内の木々の緑が心地よい景観を演出 |
| 御朱印種類 | (3.0) | 墨書と朱印が美しい穴八幡宮の通常御朱印が授与される(※冬至〜節分の一陽来復授与期間中は御朱印受与がお休みとなる場合あり) |
現地レポ|実際に訪れた感想
金運・開運で有名な神社で、特に冬至から節分まで授与される一陽来復(いちようらいふく)御守は、毎年多くの方が求めに参拝されるようです。普段は落ち着いた雰囲気でゆっくり参拝できます。隣の放生寺や法輪寺と合わせて参拝されると充実すると思います。
【あわせて巡りたい周辺観光スポット】
日蓮宗法輪寺、諏訪神社(新宿)、水稲荷神社、ホテル椿山荘、雑司ヶ谷鬼子母神堂
新宿・市ヶ谷散策ルートとしてまとめましたので、ご参考になればと思います。
Kanataの神社・お寺めぐりナビ

