天岩戸神社【宮崎県】

【天岩戸神社 概要】

天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)は、創建は不明。高千穂の山間にある古い神社で、岩戸川の両岸に西本宮、東本宮の2つの社殿があります。元々は2つの別の社で、1970年に合併するまで東本宮は「氏神社」と呼ばれていました。どちらの神社も天岩戸隠れの神話に強く結びついた神社で、東本宮は天照大神が岩戸から出られた後、最初に住まわれた地とされています。


DSC 3042 1024x768 - 天岩戸神社【宮崎県】

なお天岩戸は日本に数か所あり、有名どころは以下となります。

【天岩戸神社 西本宮 天照大御神像】

DSC 3077 2 1024x768 - 天岩戸神社【宮崎県】

駐車場の近くに天照大御神像がありました。個人的には、別の場所に置いてほしいですね・・・

【天岩戸神社 西本宮 天手力男神像】

DSC 3076 1024x768 - 天岩戸神社【宮崎県】

天手力男神(あめのたぢからおのかみ)は、日本神話に登場する腕力に優れた力持ちの神様です。最も有名なエピソードは、天照大御神が岩戸に隠れた際に、重い岩戸を力任せにこじ開け、天照大御神を引き出したというものです。

【天岩戸神社 西本宮 遥拝所】

参道をしばらく進むと、右側に遥拝所の入り口が見えてきます。ここは、天岩戸神社のご神体「天岩戸」の洞窟が見える所から参拝できる遥拝所となります。御祭神は大日孁尊(オオヒルメノミコト、天照皇大神の別称)を祀っております。

DSC 3047 1024x768 - 天岩戸神社【宮崎県】

知らずに素通りしている方が多く、私も事前情報は無い状態での参拝でしたが、手を合わせて居ると、遥拝所脇から3羽の鶏がトコトコ歩いてきました。

DSC 3055 1024x768 - 天岩戸神社【宮崎県】

鶏は順番に拝殿前で立ち止まり泣き始めました。

DSC 3056 2 1024x773 - 天岩戸神社【宮崎県】

まるで天岩戸の劇を見ているような感覚。思わず頭を下げようとじた時、他の観光客が気が付いてどんどん来てしまったので、私は撤退しました。すみません・・・

【東天紅?】

天岩戸の神話において鶏は、天照大御神が岩戸に隠れて世界が闇に包まれた際に、神々が岩戸から外へ連れ出すために重要な役割を果たしました。神々は、朝を告げる「長鳴鶏」を鳴かせ、その鳴き声に興味を持った天照大御神が岩戸を少し開けたことをきっかけに、岩戸が開かれることになります。その長鳴鶏である東天紅(とうてんこう)は天岩戸の前で鳴き、天照大神を岩戸から出すきっかけを作った神鶏とされています。

【天岩戸神社 天安河原までの参道】

DSC 3059 1024x768 - 天岩戸神社【宮崎県】

西本宮遥拝所から500mほど歩くと、川の音と共に森に入っていく入口があります。参道は歩よく整備されております。

DSC 3071 1024x768 - 天岩戸神社【宮崎県】

周囲の静けさの中に川の音や鳥の声があり非常に神秘的な参道です。


【天岩戸神社 天安河原 仰慕窟】

現在の画像に代替テキストがありません。ファイル名: DSC_3065.jpg

天安河原(あまのやすかわら)は、日本神話に登場する岩戸隠れの際に八百万の神々が集まって相談した場所であると伝えられています。以前は社のみだったそうですが、いつの間にか祈願する人々によって石が積まれる様になり、無数の積み石が神秘的な空間を演出しています。

【しめ縄の起源】

天岩戸の神話において弟の須佐之男命に怒って天照大御神は天の岩戸に隠れてしまい、世界が闇に包まれました。神々が様々な策を講じて天照大御神を外に出した後、再び岩戸に隠れないように、布刀玉命(あめのふとだまのみこと)が岩戸の入り口を「しめ縄」で塞ぎました。高千穂町に伝わるしめ縄は、右から7本、5本、3本の「七五三縄」という特徴的な形をしており、しめ縄の源流と考えられています。

DSC 3064 1024x768 - 天岩戸神社【宮崎県】

御祭神は、思兼神(おもいかねのかみ)、八百萬神(やおよろずのかみ)を祀っております。

【天岩戸神社 七五三縄御守】

御神体「天岩戸」に張られていた「七五三縄」の中に通されていた麻紐を分け入れたお守りです。

DSC 3497 1024x768 - 天岩戸神社【宮崎県】

私は奥さんへ贈りました。

【天岩戸神社 近くにある観光スポット】

石神神社、高千穂神社、高千穂峡、落立神社、二ツ嶽神社、鉾神社

【天岩戸神社 アクセス】

管理人の感想

東天紅が3羽出てきて遥拝所前で鳴きだしたときは、神話の場面を見ているようでした。あまりスピリチュアル的な事は書かないようにしていますが、この神社では貴重な経験が出来て良かったと思います。
これまで複数の天岩戸を見てきましたが、この天岩戸が最も神話を彷彿とさせる場所だと思います。神話の舞台とされる天岩戸神社と高千穂峡を合わせて訪れる事で自然と神話の両方を体感できる旅となるでしょう。

敷地/施設規模
 (4.5)
自然の豊かさ
 (5)
アクセスのしやすさ
 (2)
観光客の多さ
 (3.5)


天岩戸神社 住所

〒882-1621 宮崎県西臼杵郡高千穂町岩戸1073−1

※無料駐車場あり

宮崎交通高千穂バスセンターから、町営ふれあいバスの岩戸方面行き(岩戸線または日出線)で岩戸バス停で下車約15分程度

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です