【旧古河庭園 概要】
旧古河庭園(きゅうふるかわていえん)は、1919年(大正8年)に古河財閥(古河グループ)の古河虎之助男爵の邸宅として現在の形に整えられました後、戦後、国有財産となり、東京都が借り受けて一般公開しています。国の名勝に指定されており、現在は東京のバラの名所として親しまれています。

入園料は 150円です。
【旧古河邸の洋館】

1917年(大正6年)に竣工され、外観はスコティッシュ・バロニアル様式を目指したとされています。屋根はスレート葺き。煉瓦造の躯体を、黒々とした真鶴産の本小松石(安山岩)の野面積みで覆っているのが特徴的です。

館1階の一部には喫茶室が設けられており、春と秋には窓越しにバラ園を望みながらお茶を飲むことができます。こちらの入館料は400円別途必要です。なお館内は撮影禁止ですので注意してください。
【旧古河庭園 洋風庭園(バラ園)】
バラ園のテラスが階段状に連なっており、立体的なイタリア式庭園となっています。

現在、約100種のバラが植えられているそうです。
【旧古河庭園 日本庭園】

この日本庭園は京都の造園家・七代目小川治兵衛の作となります。池泉回遊式庭園であり、「心」の字を崩した形の心字池を中心に樹林や滝、雪見灯籠が配置されています。

平塚神社でも記載していますが、平安後期(794年〜1185)、関東を支配した豊島氏が城を築き、旧古河邸も「平塚城」の敷地内だったと思われます。1477年(文明9年)に合戦があり、現在の庭園あたりで攻防戦をしたようです。
【旧古河庭園 周辺にある観光スポット】
平塚神社、妙義神社(東京都豊島区)、六義園
【旧古河庭園 アクセス】
管理人の感想
洋館、洋風庭園、日本庭園が一体となった和洋折衷の美しい景観を楽しむことができます。今回は秋バラと、日本庭園の紅葉をみることができました。洋館に映えるバラたちと、いろんな角度から見てもきれいな庭園はどちらも素敵でした。150円と低額で見どころも多く満足できる場所だと思います。団体の観光客も多く来場されるので、早朝がおすすめです。平塚神社と合わせて昔の平塚城を想像しながら見てみるのも面白いかもしれません。
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