【聖神社 概要】
聖神社(ひじりじんじゃ)は創建慶雲五年(708年)。同年に自然銅が発見され、和銅改元と和同開珎鋳造の契機となった神社とされています。発見された銅を当時の朝廷に献上されたところ、元明天皇が大変喜ばれ、年号を「和銅」に改められました。その年に発行されたのが日本最初の流通貨幣で、教科書にも載っている「和同開珎(わどうかいちん)」となります。地元の人々からは「銭神様」と呼ばれ、金運アップや宝くじ祈願、ビジネス開運祈願などの縁起の神様として多くの人々が参拝しています。
ご祭神は、金山彦命、国常立尊、大日孁貴尊(天照大神)、神日本磐余彦命(神武天皇)の4柱に元明金命となります。境内石碑には『当社はこの歴史的由緒ある「自然銅を主神」として祀り、更に金山彦命、元明金命を合祀したと記載があることから、元々は自然銅を神体として金山彦命を祀ったと思われます。
元明天皇下賜と伝えられる大小2個の和銅石・和同開珎銭・和銅製の雌雄一対のムカデがご神宝として収められているそうです。
【聖神社】
参道含め神社全体の規模は小さいですが、非常に綺麗にされていました。社殿は今までに5回建て替えられたことが記録に残っており現在の社殿は秩父市の有形文化財とされています。
本殿と拝殿は小さめの作りながら風格あります。社殿には巨大な和同開珎があり木製で良くできています。
【和銅遺跡】
聖神社から徒歩で10分程度の所に、自然銅が発見され採掘された「和銅遺跡」があります。
自然豊かな道を進むと高さ5mもある「和銅開珎」のモニュメントが建っています。現在、落石のため上から遺跡を見るルートは閉鎖されているようです。
【聖神社 御朱印】
【聖神社 近くにある観光スポット】
月の石もみじ公園、長瀞、秩父
【聖神社 アクセス】
管理人の感想
田舎で小さい神社ですが、参拝者が比較的多いと思いました。『お金』に縁起がある神社なので、今では当然のように『金運』のご利益と結びついているようでした。宝くじ祈願も行われるようですが、本来の金運上昇ってそういうことじゃないように思いますが・・・宝くじが当選したという直筆の報告が沢山掲示されていますので、ご利益があるのかもしれませんね・・・。