吉備津彦神社【岡山県】

【吉備津彦神社 概要】

吉備津彦神社(きびつひこじんじゃ)は、吉備国が備前・備中・備後に分割された時、当地を治めた吉備津彦を祭る社も三か所に分かれたが、ここは備前国の一宮とされました。御神体である山を西側にある吉備津神社と同じくしている理由は、吉備国が備前、備中等に分かれた時に、争わない様にと御神体の山の山頂で国境を分けたからだそう。大和朝廷の命により吉備の国を平定したといわれ、吉備の国を治めた屋敷跡にご社殿が建てられたのが神社の始まりとされています。ご祭神は桃太郎のモデルとしても有名な大吉備津日子命です。 本殿は、寛文8年(1668年)岡山藩主の池田光政公が造営に着手し、子の綱政公の元禄10年(1697年)に完成。現在は岡山県指定重要文化財となっております。

【吉備津彦神社 境内】

DSC 0975 1024x768 - 吉備津彦神社【岡山県】

大きな池から真っ直ぐに続く参道が端正でどっしりとした風格を感じさせます。 別名「朝日の宮」と言われているそうで、参道から拝殿本殿までの一直線が夏至の時に太陽が通る道だそうです。境内の前方に広がる神池の中央を通る参道の両側には松の並木が伸びており何だか気持ちが良かったです。

DSC 0976 1024x768 - 吉備津彦神社【岡山県】

ご神体である山を背にして東を向いており、夏至の日に正面鳥居から日が差し込んで祭文殿の鏡に当たる造りになっていて、別称を「朝日の宮(あさひのみや)」とのこと。 立派な灯篭があり、江戸時代に再建された本殿は立派です。

DSC 0972 1024x768 - 吉備津彦神社【岡山県】

随神門から少し階段を登ると本殿、渡殿、祭文殿、拝殿と社殿が一直線に並び、斜め前方から眺めると実に壮麗で優美な社殿群が見える。参道を進むと本宮が正面に見えてきます。

DSC 0963 1024x768 - 吉備津彦神社【岡山県】

四つの建物が連なり、手前三つの屋根が銅板葺きで、一番奥の社が檜皮葺きとなっています。拝殿など、四つも建物が連なっている大きな神社です。非常に落ち着いた雰囲気の社殿で、本殿に向かって左手からがより一層赴きがある様に感じました。

DSC 0981 1 1024x768 - 吉備津彦神社【岡山県】

また本殿の周辺には、天満宮や稲荷さんなどがあり、桃太郎所縁の神社であることから、鬼とされている温羅を祀った神社もあります。

DSC 0962 768x1024 - 吉備津彦神社【岡山県】

樹齢1000年の雷に打たれた半分のみ葉を繁らせている御神木は、まるで巨人の手のようでした。

【吉備津彦神社 アクセス】

管理人の感想

桃太郎伝説にゆかりがある神社であり、私が訪れた時は殆ど人がいなく静寂に包まれてましたが、とても雰囲気が良い神社でした。地元に愛される神社だと思います。

景観
 (3.5)
雰囲気
 (3)
アクセス
 (4)
私見
 (3.5)

吉備津彦神社

〒701-1211 岡山県岡山市北区一宮1043

※無料駐車場あり

備前一宮駅から徒歩約5分

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA