【住𠮷大社 概要】
住吉大社(すみよしたいしゃ)は、全国2300ある住吉神社の総本社です。古くは古墳時代まで遡るという歴史ある神社であり一寸法師の発祥の地でもあります。御田植え神事は国の重要無形民俗文化財になっております。御祭神は、底筒男命(そこつつのおのみこと)、中筒男命、表筒男命、 そして、この地に鎮祭された神功皇后となります。底筒男命は、日本神話に登場する航海の神で、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)の子です。
【住𠮷大社 反橋(太鼓橋)】
住吉大社の神池に架けられた神橋。反橋と呼ばれ住吉大社の象徴の一つです。長さ20m、高さ3.6m、幅約5.5m、最大傾斜48度の橋であり、渡るだけで厄祓いになると言われています。海運の守り神だけあってか、 大きな石燈籠が御神徳の高さと信仰の深さを感じます。美しい橋ですが、階段のように段差があって高低差があります。「橋を渡る」よりも「昇って降りる」イメージで行くと良いと思います。
【住𠮷大社 境内】
「住吉造」と称される、第一本宮から第四本宮までの4つの本殿は神社建築において最も古い建築様式の一つといわれています。国宝建造物に指定されており、お詣りとともに素晴らしい神社建築物を 拝見させていただくことができます。本殿は4棟あり、それぞれに一神ずつお祀りしているので1棟だけでなく、すべてお参りするのがおすすめ。
【住𠮷大社 第一本宮】
第一本宮の祭神は底筒男命(そこつつのおのみこと)。一番最初に参拝しましょう。建物は1810年の建立との事。間近で見ると迫力があり、とても素晴らしかったです。
【住𠮷大社 楠珺社(なんくんしゃ)と夫婦楠】
住吉大社さんの境内末社のひとつで宇迦魂命をお祀りする神社です。御神木の夫婦楠の根元の祠を設けてお祀りしたのが始まりだそうです。商売繁盛、集金満足を願ってくれる有名な神社です。
楠珺社(なんくんしゃ)社殿の鳥居前にある夫婦楠。名前の由来になっているとおり、幹が根本付近で2つにわかれているのが特徴。樹高約19.8メートル、幹周り約7.9メートル、推定樹齢約800年~1000年、社殿裏の千年クスノキと同じく、大阪市の保存樹に指定されています。
【住𠮷大社 周囲】
敷地も広く緑も豊かな神社です。社の目の前には路面電車が走っており、見慣れない私にとっては新鮮に見えました。結婚式として利用する方も多く、運が良ければ見れるかもしれませんね。
【アクセス】
管理人の感想
緑に囲まれた境内には、国宝に指定され古代の建築様式を伝える四本殿をはじめ、住吉の象徴とされる反橋(太鼓橋)や多数の文化財、樹齢1000年を超える御神木など、悠久の歴史を感じる由緒深い神社でした。大阪に旅行などの際は是非とも参詣したい神社ですね。