【湯田川温泉 概要】
湯田川温泉(ゆたがわおんせん)は、山形県鶴岡市にある温泉で開湯は712年(和銅5年)。温泉で傷を癒している白鷺を見て発見したとされています。約1300年以上の歴史があり山形県内で2番目に古い温泉で、出羽三山参拝者の「精進落とし」の温泉場として栄えた経緯があります。現在は環境省より国民保養温泉地に指定されています。

【湯田川温泉 由豆佐売神社】
古くから湯田川温泉鎮護の神社であり、この温泉街に無くてはならない存在。
【湯田川温泉 正面の湯】
正面の湯は、由豆佐売神社の正面にある為、その名前が付けられたそうです。屈指の新湯注入率を誇る共同浴場です。

【湯田川温泉 鯉が池】
かつては「水蓮の池」と呼ばれていたそうですが、現在は、温泉街の防火用貯水池となっているようです。

池には鯉が放たれており、近くの商店「ぱろす湯田川」で餌が買えます。

【湯田川温泉 九兵衛旅館】
今回は江戸中期創業の日本庭園を構える、全13室の小さな湯宿「九兵衛旅館」に宿泊しました。湯田川温泉街でリフォームされた旅館であり、トイレやシャワー、水周りも清潔で清掃が行き届いていました。スタッフのホスピタリティも素晴らしく、ゲストを最大限におもてなしして下さいました。

庭には、鯉が優雅に泳いでおり、見てるだけで楽しめます。因みにこちらは作家、藤沢周平氏所縁の温泉でもあり、書籍やDVDをお借りすることもできます。優雅に鯉が泳ぐ日本庭園を眺めながら生まれた作品もあるかもしれませんね。

温泉は一階に男女別の大浴場、3階に貸切の檜風呂があり、特に貸切は源泉かけ流しの熱めなお風呂があります。

また、九兵衛旅館の宿泊客は別館の「たまや」と、姉妹旅館の「ますや」旅館のお風呂にも入ることができます。

食事は個室で中居さんがついてくれ、素材自体もよく、かつ工夫を凝らした料理の数々。刺身や鯛めしも全て美味しかったです。写真は朝食になりますが、米どころ山形が全国に誇るブランド米「つや姫」が美味しくおかずと合いました。

余談ですが、湯田川温泉の周りは田んぼが広がっており、本当にここに温泉があるのか?と思って運転していました・・・
【湯田川温泉 周辺にある観光スポット】
由豆佐売神社、致道博物館、荘内神社、庄内藩校 致道館、鶴岡市立加茂水族館
【湯田川温泉 アクセス】
管理人の感想
江戸の庭園では唯一現存する海水の池、水上に浮かぶように建つ御茶屋など、みどころがあります。高層ビル群とのコントラストも壮観でした。訪れる時期としては春か秋が良いと思います。夏の時期は猛暑で人が少ないのが良い点でしょうか。
〒997-0752 山形県鶴岡市湯田川温泉
※九兵衛旅館の駐車場あり。他にも無料の湯田川温泉 共同駐車場があります。