【赤間神宮 概要】
平家物語に出てくる源平合戦の最後、壇ノ浦の合戦において母ともに入水した安徳天皇を祀った神宮です。「源平合戦」は、治承4年(1180)に始まり、およそ10年にわたり全国的に展開された源氏と平氏の武家棟梁の覇権争いのことを指します。
源平最後の合戦である壇ノ浦の合戦の際、当時6歳であった安徳天皇は、祖母に抱かれ海に身を投げました。江戸時代まで阿弥陀寺にて御供養されてたのが、 明治8年官幣中社赤間宮に改められ、 その後昭和15年に官幣大社赤間神宮とされました。
また、耳なし芳一の伝承の神社としても知られています。耳なし芳一とは、盲目の琵琶法師・芳一が、怨霊から逃れるために経文を全身に書き難を逃れようとしますが、耳だけ経文を書き忘れられたために耳を千切り取られるという怪談話です。耳なし芳一物語の舞台である阿弥陀寺は、現在の赤間神宮にあたります。
【赤間神宮 境内】
安徳天皇の海の底の住まいとしてのイメージの竜宮城から作られたらしいです。竜宮城を模した赤の神門がとても綺麗であり確かに竜宮城を想像させます。階段を上っていくと視界が開け、関門海峡がよく見渡せるようになります。平家が滅んだ壇ノ浦の古戦場もすぐ近くです。
耳なし芳一の像は、平家物語の絵巻などとともに拝殿わきの宝物殿に安置されています。有料(100円)で拝観できます。毎年7月15日には「芳一まつり」が行われ、神事や琵琶演奏を見ることができます。
【赤間神宮 景観】
眼下には関門海峡が眺められる絶景も楽しめます。山を背負う神宮ではなく海を望む神宮ですね。 鹿児島の龍宮神社や、宮崎の青島神社など、海系神宮に近い雰囲気でした。
【赤間神宮 アクセス】
管理人の感想
海峡を望む少し高い場所に立派な赤い門(水天門)がとても美しい神社だと思います。平家物語を巡るのなら外せない場所ですね。
景観
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雰囲気
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アクセス
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私見
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