【香取神宮 概要】
香取神宮(かとりじんぐう)は、2600年以上の歴史を持つ下総国(しもふさのくに)の一宮となる神社で、全国に約400ある香取神社の総本社としても知られています。下総国一之宮で東国三社のひとつと知られ、他、茨城県の、「鹿島神宮」・「息栖神社」と合わせて東国三社と言われています。江戸時代まで神宮を名乗れたのは全国に3ヶ所。伊勢神宮と鹿島神宮とここ香取神宮となります。
香取神宮は、祭神として経津主命(ふつぬしのみこと)と武甕槌命(たけみかづちのみこと)を祀っています。伝説によれば、日本神話の国譲りの時代に、神武天皇がこの地に天照大御神(あまてらすおおみかみ)の勧めを受けて勅命を受けたとされています。これにより、香取神宮は日本の国家創建に関わる重要な神社となりました。
【香取神宮 参道】
参道入口のお土産屋さんは賑わっており、食事処も多く子供から大人まで楽しめます。
お土産屋さんの参道を進むと赤い鳥居が見えてきます。桜の時期は桜と鳥居が素晴らしく撮影スポットです。
赤鳥居をくぐると、いよいよ御神域、空気が変わります。新緑が美しく、木漏れ日が気持ちよかったです。
【香取神宮 楼門・本殿】
緩やかにカーブする涼やかな木立の中を5分ほど歩くと石鳥居があり鳥居をくぐり石段を登ると朱色が鮮やかな総門が出迎えてくれます。
朱色の楼門をくぐれば黒漆塗りの大きな拝殿が出迎えてくれます。檜皮葺の屋根が美しいです。本殿と楼門は1700年(元禄13年)の造営で重要文化財、徳川幕府5代将軍の綱吉の命により造営されたものです。国宝である海獣葡萄鏡(かいじゅうぶどうきょう)は日本三銘鏡に数えられます。
拝殿の隣にある大きなご神木の杉も見所でした。
【香取神宮 要石(かなめいし)】
要石(かなめいし)とは地震を鎮めるとされる霊石です。 地震を起こすと考えられていた大ナマズを刺すために、地中深くまで埋められている大きな石の一部が地上に現れていると伝えられています。地中で鹿島神宮の要石と繋がっているとも言われているようです。貞享元年(1684年)水戸光圀公が当神宮参拝の折、これを掘らせましたが根元を見ることが出来なかったといわれています。(要石の周りにあるのはお賽銭と思いますが、何か意味があるのでしょうか?)
【香取神宮 奥宮】
香取神宮本殿より少し歩くと木々に囲まれた静かな場所に奥宮があります。参拝される方は、かなり少ないです
祭神は本宮と同じ経津主大神ですがここで祀られているのはその荒魂です。
伊勢神宮の式年遷宮で使われていたその古材を拝領して造営されているそうです。社殿の屋根を飾る千木(交差した木)は内削ぎ(先端が水平に削いである)で鰹木(棟の上の横木)が4本で偶数。不思議ですね。
【香取神宮 近くにある観光スポット】
鹿島神宮【茨木県】【香取神宮 ご利益】
勝運・交通・災難除け
【香取神宮 アクセス】
管理人の感想
駐車場から鳥居までの参道は、みたらし団子など、お土産の売店もあり観光としても楽しいと思います。古くから『宮』の称号を携えた歴史のある神宮だと実感させてくれる場所でした。鹿島神宮と合わせて参拝すると充実すると思います。