【水天宮 概要】
水天宮(すいてんぐう)は、文政元年(1818)、久留米藩主の有馬頼徳(1797 – 1844)が、三田赤羽の藩邸内に久留米水天宮を勧請したのが始まりです。当時の江戸庶民は屋敷内にある水天宮への参拝を望んだ為、開放した所、お参りした妊婦が安産だったことから、評判が広まり信仰を集めるようになったようです。その後、有馬家屋敷が移転することになり、明治5年(1872)に現在の日本橋蠣殻町に移転されました。現在は東京メトロに「水天宮前」があるほど有名な神社です。
御祭神は日本の神々の祖先神であり造化三神の天之御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)・安徳天皇(あんとくてんのう)・建礼門院(けんれいもんいん)・二位の尼(にいのあま)となっております。
【水天宮 新宮 外観】
江戸鎮座200年記念事業として社殿の建て替えが行われました。震災の際に帰宅難民を受け入れられなかった事から2016年に改修されたそうです。
近代化された為、由緒・風情などは感じなくなりましたが、無事な出産や子の成長を願う参拝者が「安全に、お参りし、ご祈祷を受け、帰ることができること」を主眼とした神社だと考えます。入口から、やや無機質な階段を登ると鳥居と本殿が見えてきます。
【水天宮 拝殿】
拝殿は目新しく綺麗です。敷地がコンパクトなので人口密度はやや高めになりが免震構造を持った近代的で珍しい神社だと思います。
【水天宮 境内 犬の銅像 子宝いぬ】
水天宮のマスコット的存在。触ると子どもの健やかな成長や子授けなどに効果があると言われています。生まれてくる子の干支を撫でると良いといいます。
【水天宮 境内 寳生辨財天(ほうしょうべんざいてん)】
子宝いぬの後ろに弁財天神社があります。弁財天は学芸・芸事の神として信仰されております。周辺の七つの神社で構成される「日本橋七福神」を歩いてめぐる人々で元旦からにぎわうそうです。
【水天宮 御朱印】
【水天宮 近くにある観光スポット】
福徳神社、小網神社、末廣神社、松嶋神社、茶ノ木神社、椙森神社、笠間稲荷神社東京別社、宝田恵比寿神社
【水天宮 アクセス】
管理人の感想
近代的な造りになってびっくりしました。 犬の銅像があって懐かしかったです。お産が軽く多産の犬にあやかり、12日に1度の「戌(いぬ)の日」はかなり混雑します。仮宮の待合室は寒くて、妊婦さんが倒れて救急車が来ていた事がありましたが、現在の新宮の待合室は広く冷暖房完備で安心ですね。