【大福寺 概要】
大福寺(だいふくじ)は、717年(養老元年)に行基が地元漁民のために、安全と豊漁を祈って観音像を刻んだことが始まりと伝えられており、切り立った山の中腹にあることから崖の観音(崖観音)と称されています。
【大福寺 本堂】

江戸時代〜大正までに火災や土砂崩れで幾度か消失と再建をしております。現在の本堂は1926年(昭和元年)に建て替えられています。

頂上への参道は2か所あり、本堂からの方が比較的楽に登れます。見上げると観音堂が見えます。なんとなく佐賀県にある祐徳稲荷神社にも似ていますね。

【大福寺 観音堂】
現在の観音堂は1925年(大正14年)に再建されております。

観音堂まで上れば眼下に館山湾を一望できるほか、天気が良い日は伊豆大島まで見渡せるそうです。

懸造りの観音堂があり、磨崖仏の十一面観世音菩薩が刻まれています。
【大福寺 御朱印】

【成田山 お不動さま】

大福寺観音堂と諏訪神社の中間に不動尊が祀られています。崖を彫って建てられたお堂のようです。残念ながら詳しい情報はわかりませんでした。
【諏訪神社】

大福寺のお隣に鎮座する諏訪神社。こちらも大福寺と同年の717年(養老元年)に信濃の諏訪大社を勧請して創建されました。

こちらの参道は神社らしく頂上まで一直線。足腰が悪い方は大福寺の本堂からの参道を登るのがよろしいかと思います。
【諏訪神社 社殿】

2017年に本殿と拝殿が放火で焼失。江戸後期の安房の名工、後藤利義光の弟子であった後藤義信の作と伝えられる見事な向拝彫刻があったそうですが、残念ながら失われました。現在、銅板葺の木造社殿が再建されています。

社殿裏手の崖下に祀られている小社がありました。こちらも崖を彫って建てられたようで稲荷神社のようです。
【諏訪神社 御朱印】

【大福寺 崖観音堂 近くにある観光スポット】
館山城 、沖ノ島公園、日本寺
【大福寺 崖観音堂 アクセス】
管理人の感想
すごい所に建てられたと思います。下からも上からも景観がすごいので千葉県の館山に来られた際は観光してみるのも良いと思います。GW期間中の参拝時は観光客が多く普段からここまで多いのか判断できませんでしたが、大福寺側の駐車場は道が狭くすれ違いが出来ないので、諏訪神社側の方が良いと思います。