貴船神社【京都府】

【貴船神社 概要】

貴船(きふね)神社は水神の総本宮。京都の中心部から山の中へ入って行った場所にある神社です。文献上 貴船神社の創建年代は不明で、伝説によると約1600年前に初代神武天皇の皇母 玉依姫(たまよりびめ)が、祈雨のために 現在の大阪湾から船に乗り、淀川、鴨川、貴船川を遡り、水源の地として現在の奥宮に至り、祠を建てたのが神社の起源とされています。

御祭神は、高龗神(たかおかみのかみ)と言う神様で、イザナギノミコトの御子神になります。 高龗神は、イザナミノミコトを死なせた火の神、カグツチをイザナギノミコトが天十握剣(あめのとつかのつるぎ)で斬り殺した際、剣先から滴る血から産まれ出た水を司る神様、と古事記・日本書紀に書かれています。 この時点では、まだ天照大神などの三貴神も誕生していません。その点から、貴船神社が古社であるとうかがい知れます。

【貴船神社 景観】

DSC 0698 1024x652 - 貴船神社【京都府】

川床のお宿を望みながら神社へ行く山道は風情が有ってとても癒されます。四季折々風情があるので、どの季節に行っても景色を楽しめます。紅葉の時期は夜間拝観が行われているようです。 

DSC 0701 1024x710 - 貴船神社【京都府】

森と川の間の狭い場所に社殿が作られていて緑と水が調和した大変雰囲気の良が良く、心が落ち着いて行くことを感じることができます。

【貴船神社 境内】

DSC 0704 1024x644 - 貴船神社【京都府】

貴船神社は絵馬発祥の神社としても有名です。古来より祈雨の神として信仰され、歴代天皇は干ばつの時には黒馬を、長雨には白馬を奉納して祈願をしていたとされます。そのため、本物の馬を奉納してお願い事やお礼としていましたが、神社側も困ってしまい板に書いたのが始まりだそうです。

DSC 0705 1024x768 - 貴船神社【京都府】

【貴船神社 奥宮】

貴船神社から500mほど(歩いて15分程度)登ったところに貴船神社 奥宮があります。そもそも奥宮を知らないか、ツアー参加の方は時間の問題で奥宮までいかない為、参拝者は少ないと思います。

DSC 0708 1024x768 - 貴船神社【京都府】

現在の奥宮がある場所は、貴船神社の本宮があった場所です。 本宮が流されて移転して場所が今の本宮で 奥宮の本殿下に、日本三大龍穴の貴船の龍穴があります。貴船の龍穴は(奈良県)大和の室生龍穴や(岡山)備前と共に日本三大龍穴の一つ

DSC 0710 1024x739 - 貴船神社【京都府】

この本殿の下には龍穴があるらしく、隣に権地(ごんち)があります。龍穴はその上に立つことはもちろん覗いてもいけない、ということで、この権地で本殿を造り移動させたということです。 本宮とは違った厳かさがあります。

DSC 0711 1024x768 - 貴船神社【京都府】

【貴船神社 結社】

本社から奥宮に至る道は川のせせらぎが心地よいです。貴船神社の本宮と奥宮の中間あたり、両社を結ぶように鎮座する中宮 結社(ゆいのやしろ)があります。

DSC 0712 1024x768 - 貴船神社【京都府】

貴船神社は縁結びで有名ですが、その神様・磐長姫命(イワナガヒメ)はこの中宮(結社)に祀られています。主祭神が居る中宮を最後に寄りました。

【貴船神社 御朱印】

kifunejinja 706x1024 - 貴船神社【京都府】

【貴船神社 アクセス】

貴船口駅からは2kmくらい離れているので歩いて行かず、駅から神社の近くまでバスがあります。道路が非常に狭く1.5車線分の幅しかないので車で行くのはあまりオススメしません。道路歩道が無いのに歩行者が多く、バスや店の送迎車が頻繁に走るのですれ違いにかなり苦労すします。

管理人の感想

道沿いに、京都の風物詩、川床のお店がたくさん出ており、川の近くでお食事したり休んだりできて、貴船神社の由来の土地を感じるのにはもってこいの体験になると思います。ただアクセスが悪いのと、その割には混雑もするので事前計画をした上で早朝がおすすめだと思います。

景観
 (4)
雰囲気
 (4)
アクセス
 (1.5)
私見
 (3.5)

名神大社 貴船神社

〒601-1112 京都府京都市左京区鞍馬貴船町180

※近くに有料駐車場はありますが、先に行けば行くほど狭くなる為、あまり先に行かず歩いて行くことを推奨します。

貴船口駅からバスで約1時間

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA