【調神社 概要】
調神社(つきじんじゃ)は、第10代崇神天皇の勅命により今からおよそ2,000年前に創建。祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)、豊宇気姫命(とようけひめのみこと)、素盞嗚尊( すさのおのみこと )となります。
社名の「調(つき)」は租庸調の『調』、つまり「調物(みつぎもの)」に由来し、かつてこの神社には武蔵国から伊勢神宮に収める貢物(調物)の御蔵があり、ここに集められたという事です。祭神の一人、豊受姫命は、穀物と食物の神さまであり天照大御神の食事をつかさどる女神でもあります。かつての月待信仰の広がりと結びつき、江戸時代には月読社とも呼ばれていたようです。
【調神社 境内】
狛犬ではなく兎が置かれており、社名の調(つき)と月が同じ読みと言うことで、月の動物といわれた兎が神の使いとなっているようです。
この神社は鳥居がない神社としても有名で、その理由は貢物を外に運搬するときに鳥居が妨げになるからだと言われています。
手水舎もうさぎになっており可愛いです。ただ現在は柄杓(ひしゃく)がありませんでした・・・
南北朝時代の延元2年(1337)に、足利尊氏が荒廃した社殿を復興の記録があり、その後戦国時代末期の天正18年(1590)小田原兵乱で再び焼失。江戸時代初期に再建された後、現在の社殿は、安政6年(1859)に再建されました。権現造り(本殿と拝殿が同じ)ですので、見えているのが本殿ですね。
【調神社 旧本殿】
旧本殿が奥にひっそりと佇んでいます。修復中?工事中?なのかコーンや警告テープ・屋台の骨組み?があり景観が残念です。
調神社の旧本殿の稲荷社は、さいたま市指定文化財(建物)となっており室内保管されております。このような保管方法も珍しいと思いました。可能であれば、もう少し散見できるようにしてほしかったです。色々ともったいない・・・
ただ、この神池周辺は木々も多く良い雰囲気です。恐らく皆さんもここで足を止めるのではないでしょうか。
【調神社 御朱印】
【調神社 近くにある観光スポット】
氷川神社(武蔵一宮)【埼玉県】【調神社 アクセス】
管理人の感想
前宮司さんの銅像がある神社は、はじめて見ました。いろいろ違和感がありますが、神池周辺は気持ちがいい場所でした。ウサギがたくさんいて可愛いいです。参拝者が多く地元で人気の神社なのだと思いました。浦和に来た際に気軽に訪れるのがよろしいかと思います。