【天祖神社 概要】
大分県由布市の金鱗湖畔に鎮座する天祖神社(てんそじんじゃ)は、湖上に立つ鳥居、県内最大級の御神木の大杉、そして竜神伝説が残る由布院を代表する神秘的なパワースポットです。
【天祖神社 創建由緒】
天祖神社は、西暦82年(景行天皇12年)の創建と伝えられております。第12代景行天皇がこの地を訪れた際、かつて付近一帯を治めていた女性の首長 「速津媛(はやつひめ)」に命じて、天皇の祖先にあたる神々(皇祖霊神)を祀らせたことが神社の創始とされています。明治9年(1876年)には村社に列せられました。現在の境内にある「湖上の鳥居」は、もともと近くにある臨済宗のお寺「佛山寺」境内の金毘羅宮にあったものが、明治時代の神仏分離令によってこの地に移設されたものです。
ご祭神は、天御中主命(あめのみなかぬしのみこと)、素戔嗚男命(すさのおのみこと)、軻遇突智命(かぐつちのみこと)、事代主命(ことしろぬしのみこと)を祀っております。
【金鱗湖】
金鱗湖(きんりんこ)は、周囲約400m、水深約2mの小さくも極めて神秘的な湖です。由布院温泉のシンボルであり、年間を通じて多くの人々を魅了するこの景勝地です。

湖の周りは一周15〜20分ほどでまわれる散策路が整備されています。水鳥や大きな鯉が優雅に泳ぐ姿、四季折々の自然を間近に観察できます。湖の南東に天祖神社があります。
【天祖神社 社殿】
社殿は、金鱗湖の美しい自然や湧水と調和するように建てられており、壁のない開放的な拝殿と内部に本殿を保護する鞘堂(さやどう)構造が大きな特徴です。

湖面を背にして建つこの社殿には、3つの神社(三社)が一つにまとめられる形で祀られています。中央には天祖神(天御中主命など、皇祖の神々)。向かって右には八坂神社(素戔嗚男命:厄除けの神)。向かって左には金比羅神社(事代主命など:海上安全・商売繁盛の神)が祀られております。かつて明治時代の神仏分離の際、近くの仏山寺境内にあった金毘羅宮がこの地に移設された歴史があり、現在のこの独特な配置に繋がっています。
【天祖神社 湖上の石鳥居(水中鳥居)】

社殿の裏手に回ると、金鱗湖の水中に佇む石造りの鳥居が目の前に現れます。特に冬場の早朝など、温泉成分を含んだ湖面から「朝霧」が立ち上る時間帯は、鳥居が霧の中に浮かび上がり圧倒的に幻想的な風景となります。
【天祖神社 御神木】

境内にそびえ立つ御神木の大杉は、樹齢1000年と言われており、由布市の天然記念物に指定されている県内最大級の巨木です。見上げるほどの高さと太い幹からは強い生命力が感じられます。
【天祖神社 近くにある観光スポット】
佛山寺、湯布院フローラルヴィレッジ
【天祖神社 アクセス】
管理人の感想
境内にある樹齢1000年という大きな御神木や、壁のない開放的な社殿はとても見応えがあり、由布岳の恵みの湧き水に包まれた本当に素敵なロケーションです。ただ、今の由布院(特にたけもと通り周辺)の賑わいは想像以上でした。周りから聞こえてくる言葉はほぼ韓国語でショップの看板も韓国語が目立ち、完全に韓国の若者たちのトレンドスポットになっているようでした。神社裏手の水中鳥居の前は、絶好のフォトスポットということもあって写真撮影の人だかりで大混雑(参拝はしていない様子なのでガラガラ)。ベストポジションはほぼ占拠状態だったので、隙を狙ってなんとか写真を1枚。神社そのもののポテンシャルが非常に高いだけに、次回はもっと人の少ない時間帯を狙って、静かに手を合わせにいきたいなと思います・・・
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