【浅草寺 概要】
浅草寺(せんそうじ)は都内最古の寺で、正式名称は金龍山浅草寺。聖観世音菩薩を本尊としており、浅草観音として国内外の多くの人に知られています。表参道入口の風雷神門『通称 雷門』が世界的に有名で、約1400年の歴史を持つ都内最古の寺院です。本尊は聖観世音菩薩。 徳川家康が幕府の祈願所に定めた事で江戸時代には参拝者が急増して、仲見世ができて賑わうようになったそうです。
【浅草寺 雷門(かみなりもん)】
雷門(かみなりもん)は正式名称を「風雷神門」と言い、門の間に下げられた大きな赤い提灯は有名で、日本人なら一度は目にしたことがあると思います。雷門は田原町大火と呼ばれる火災で焼失しましたが、1960年(昭和35年)に松下電器の創業者である松下幸之助の寄進によって再建されました。
大提灯の下に彫られた龍の彫刻は見事ですので、ぜひ参拝時に見上げてみてください。
【浅草寺 宝蔵門(ほうぞうもん)= 仁王門(におうもん)】
雷門を通り仲見世を進むと、宝蔵門と五重塔が見えてきます。この宝蔵門は昭和20年(1945)東京大空襲により観音堂・五重塔・経蔵などとともに焼失しており、昭和39年(1964)に大谷重工業社長・大谷米太郎ご夫妻の寄進により、鉄筋コンクリート造り、本瓦葺きで再建されました。左右に仁王像があるため、「仁王門」とも呼ばれていましたが、経蔵を兼ねて伝来の経典や寺宝を収蔵することから、仁王門から宝蔵門と改称されました。
【浅草寺 五重塔】
浅草寺の五重塔は浅草寺本堂・雷門・宝蔵門と同じ天慶5年(942)武蔵守、平公雅(たいらのきんまさ)により建てられました。建立以降、何度も焼失と再建を繰り返し、昭和20年に戦災により焼失しました。その後、昭和48年に鉄骨鉄筋コンクリート造りで再建されました。塔には霊牌殿があり百体の聖観音像と信徒の方々が納めた1万2千基の永代供養の位牌が安置されています。地上53.32m(塔のみ48.3m)を誇る高さは京都東寺に次いで高い五重塔となっております。
東寺と八島神社【京都府】【浅草寺 本堂】
本堂はご本尊の聖観世音菩薩を奉安することにちなみ、観音堂とも呼ばれます。645年の建立され昭和20年(1945)の東京大空襲により焼失しましたが、その後全国のご信徒からのご浄財により、昭和33年(1958)に再建されました。現在の本堂は鉄筋コンクリート造りでチタン製の屋根瓦となっており近代的な建物です。
【浅草寺 夜景】
夜にはライトアップされ、日中とは違った幻想的な雰囲気が広がります。
日本でも有数の観光地であることから、正月の初詣には毎年多数の参拝客が訪れます。参拝客数は常に全国トップ10に入っている大人気観光地の為、参拝時間は平日の早朝(8:00~9:00)が良いでしょう。または、夜のライトアップ(日没~23:00)時間は、仲見世が締まっており人が少ない為、雰囲気を楽しむのに良いかと思います。
【浅草寺 アクセス】
管理人の感想
国の重要文化財に指定されている建築物が多く歴史と伝統を感じることができと思います。境内ではおみくじを引いたり、色とりどりのお守りを選べることもできます。周辺にはたくさんのお土産屋や飲食店があり、レンタル着物や人力車もある為、お金があれば観光客にとって充実した時間を過ごせます。有名な観光スポットな為、日中は観光客が多く仏閣巡りを楽しめる感じでは無いです。良くも悪くも商業化された観光地であり楽しみ方は人それぞれですね。人混みが苦手の方にはお勧めしませんが一度は参拝してほしいところです。