【總本宮第六天 榊神社の概要と歴史】
東京都台東区蔵前に鎮座する「總本宮第六天 榊神社」。日本武尊が東征の折に創祀したと伝わる1900年以上の歴史を誇る古社であり、関東を中心に広がった「第六天信仰」の総本宮です。明治時代に「榊神社」と改称されましたが、今なお「第六天さま」として親しまれ、無病息災や商売繁盛、健康長寿のご利益で深く崇敬されている蔵前の名社です。
【歴史と由来】景行天皇の代の創建伝承を伝え第六天信仰の総本宮と称される神社
總本宮第六天 榊神社(そうほんぐうだいろくてん さかきじんじゃ)は、景行天皇44年(114年)に創建されたと伝わる、非常に歴史ある古社です。日本武尊(やまとたけるのみこと)が東国鎮定(東征)の折、この地に神世七代の神々を鎮祭し、自ら奉持していた白銅の宝鏡を納めて国歌鎮護の神宮としたのが始まりとされています。古来より「第六天神宮」と称されてきました。
当初の鎮座地は現在の台東区柳橋1丁目付近(柳原・鞍掛橋付近)でしたが、江戸時代の度重なる移転や、関東大震災後の帝都復興区画整理事業を経て、1928(昭和3)年に現在の蔵前1丁目の地へと遷座しました。明治時代の神仏分離令等に伴い、1873(明治6)年に社号を現在の「榊神社」へと改称しています。
現在、関東地方(特に南関東)を中心に数多く分布する「第六天神社」の総本宮として、全国の第六天信仰の中心地となっています。また、下町の歴史と開運をめぐる「下町八福神の神社めぐり」の一社にも数えられており、蔵前のものづくり文化や下町の情緒が息づくエリアの中で、今もなお多くの崇敬者や参拝客が足を運ぶ格式高い古社です。
【ご祭神とご利益】面足尊・惶根尊らが授ける健康長寿・厄除け・開運のご神徳
ご祭神は、神世七代の神々(かみよななよのかみ)、面足尊(おもだるのみこと)と惶根尊(あやかしこねのみこと)、日本武尊(やまとたけるのみこと)を祀っております。
- 開運招福・諸願成就:南関東を中心に広がる「第六天神社」の総本宮としての強大な神気により、運気を力強く拓き、あらゆる願い事を成就へ導くご利益があります。
- 厄除け・災難除け・方災除け:日本武尊の武威と、古くから国歌鎮護・地域守護の神として祀られてきた歴史から、生活に降りかかるあらゆる悪運や厄災を祓う強い御神徳があります。
- 商売繁盛・事業繁栄(下町八福神のご利益):「下町八福神の神社めぐり」の一社としても数えられており、商売の発展や会社の繁栄、ものづくりの街・蔵前の産業隆盛を祈願する人々から親しまれています。
- 心身健全・生命力向上:万物の生成や生命の根源を司る神世七代の神々をお祀りしていることから、健やかな心身の維持や生命力の活力を授かるご利益があるとされています
【總本宮第六天 榊神社の見どころ&参拝ルート】
【境内と社殿】蔵前の街中に佇む落ち着いた境内と荘厳な佇まいの社殿

表通りから外れているので静かでした。境内には大きな銀杏の木がいくつもあります。

社殿は1933年建造の鉄筋コンクリートで、1945年の東京大空襲で外側を残し焼失。1956年に大改修が竣工した歴史があります。
【境内末社】繁栄や開運を祈願する個性豊かなお社群

境内社に七福稲荷神社、事比羅神社・豊受神社と、繁盛稲荷社があります
【手押しポンプの井戸】境内に残り昔ながらの風情を伝える貴重な手押し井戸

現役の手押しポンプの井戸がありました。飲めないようですが、歴史が残っています。
【總本宮第六天 榊神社 御朱印】

御朱印は社務所のインターフォンを押したら対応して頂けました。足腰が悪い中、ありがとうございました。

待ち時間の間に振り返ると、風情がある景色でした。
【總本宮第六天 榊神社の現地参拝レポート&評価】
總本宮第六天 榊神社 現地レビュー・評価スコア
| 評価項目 | スコア | 特徴・ワンポイント |
|---|---|---|
| 歴史・由緒 | (5.0) | 景行天皇44年(伝・日本武尊東征時)創祀とされる関東最古級の神社。全国の第六天神社の総本宮 |
| アクセス | (5.0) | 都営浅草線・大江戸線「蔵前駅」から徒歩約3〜5分、JR総武線「浅草橋駅」からも徒歩圏内で非常に便利 |
| 静けさ | (4.0) | 蔵前の街中にありながら一歩境内に入ると非常に凛とした静寂が漂い、心地よい時間を過ごせる |
| 御朱印種類 | (4.0) | 本宮の御朱印をはじめ、境内摂末社や祭事に応じた限定御朱印・オリジナル御朱印帳が授与される |
| 規模 | (3.0) | 重厚な社殿や鳥居、神輿庫、境内社(繁盛稲荷等)がすっきりと美しく整備された都心の境内 |
| 自然・景観 | (2.5) | 蔵前の市街地に溶け込んだ綺麗で近代的な境内空間。大きな森ではないが端正で清々しい佇まい |
現地レポ|実際に訪れた感想
歴史的には東京でトップクラスの古社だと思います。現在は浅草橋の都会の喧騒の中にあり、そこまで敷地は広くはありませんが、境内は綺麗に整備されております。浅草が近い為、知名度は高くないのが残念ですが、大きな鳥居もあり確かな存在感がありました。現在まで大切にされている感じが伝わってきます。景観的には紅葉時期の参拝が良さそうです。
【あわせて巡りたい周辺観光スポット】
鳥越神社、藏前神社、刀剣博物館
Kanataの神社・お寺めぐりナビ

