赤間神宮【山口県】

【赤間神宮 概要】

赤間神宮(あかまじんぐう)は、建久2(1191)年に創建。壇ノ浦(だんのうら)の戦いで敗れ、海に入水した安徳天皇(8歳)や平家の人々の魂を慰めるために建てられました。元々は阿弥陀寺と呼ばれる仏教寺院でしたが、明治時代の神仏分離令により神道の神社となりました。昭和15年に赤間神宮と改名されています。

御祭神は、安徳天皇です。

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【壇ノ浦の戦いとは?】

「源平合戦」は、治承4年(1180)に始まり、およそ10年にわたり全国的に展開された源氏と平家の武家棟梁の覇権争いのことを指します。

最後の戦いは、壇ノ浦という場所で起こりました。平家は大敗し、安徳天皇やその家族は海に追い詰められてしまいました。そして、天皇やその家族は悲しいことに、海に身を投げるという運命を選びました。

【赤間神宮 水天門】

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竜宮城を模した赤の神門がとても綺麗であり確かに竜宮城を想像させます。この水天門は昭和32年(1957年)、竜宮城を模して作られました。日本の神宮では珍しい建築物で見応えのある楼門だと思います。現在は国登録有形文化財に指定されています。

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階段を上って振り返ると関門海峡がよく見渡せるようになります。平家が滅んだ壇ノ浦の古戦場もすぐ近くにあります。

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安徳天皇の海の底の住まいとして竜宮城を模した赤の神門がとても綺麗であり確かに竜宮城を想像させます。

【赤間神宮 大安殿】

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戦争により焼失しましたが、1965年に現在の立派な社殿が建立されました。

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水や海に関するご利益があり、安産、海上交通安全、豊漁、水商売などが挙げられます。

【赤間神宮  境内 芳一堂 – 耳なし芳一】

境内には、耳なし芳一の像があり平家物語の絵巻などとともに拝殿わきの宝物殿に安置されています。有料(100円)で拝観でき毎年7月15日には「芳一まつり」が行われ、神事や琵琶演奏を見ることができます。

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【耳なし芳一とは?】

盲目の琵琶法師・芳一が、怨霊から逃れるために経文を全身に書き難を逃れようとしますが、耳だけ経文を書き忘れられたために耳を千切り取られるという怪談話です。耳なし芳一物語の舞台である阿弥陀寺は、現在の赤間神宮にあたります。

【赤間神宮  郵便ポスト】

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鳥居脇の郵便ポストは、水色でフグのオブジェが飾られており、流石下関ですね。隣りは歴史的にも有名なふぐ料理の春帆楼があります。

【赤間神宮 近くにある観光スポット】

しものせき水族館、住吉神社、関門海峡ミュージアム

【赤間神宮 アクセス】

管理人の感想

立派な赤い門(水天門)がとても美しい神社だと思います。 今回は紹介しきれていませんが、境内には「平家一門のお墓」や「芳一堂」があり見どころはたくさんありました。機会があれば改めて参拝したいです。平家物語を巡るのなら外せない場所ですね

景観
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雰囲気
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アクセス
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私見
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赤間神宮

〒750-0003 山口県下関市阿弥陀寺町4−1

※無料駐車場あり

下関駅からバスで5分程度

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