【土津神社 概要】
土津神社(はにつじんじゃ)は、創建1675 (延宝3)年。本殿は戊辰の役母成峠の戦い(慶応四年(1868年)八月二十三日)にて会津軍敗れたるにより焼失後、明治十三年再建されました。主祭神は保科正之公(ほしな まさゆき)。相殿神として三代〜九代の歴代藩主を祀っております。保科正之公は徳川秀忠の子で、徳川家綱を補佐し、徳川幕府の礎を築き会津藩の開祖となった人物です。
【土津神社 境内】
真っ白い鳥居がとてもインパクトがあります。ご祭神である保科正之公が謙虚で控えめな方であったため、控えめな白を採用されたそうです。
階段に新撰組の「誠」の旗があります。純真でうそ偽りのない忠義一筋の「誠」の隊旗こそ、新選組が目指した理想の武士道の意味。
階段を登ると、風鈴飾りが目に入りまります。夏詣だったので風鈴が涼しさが感じられシャボン玉も舞っており、幻想的な風景が綺麗でした。
手水舎の花飾りは神社の個性が出ますね。青い紫陽花と置物で日本の夏と涼しさを表現していました。センスが良いですね。
非常に清掃と整備が良くされておりました。
参拝時は茅の輪くぐりの神事が行われていました。
創建時に造営された社殿は、 日光東照宮と比べられるほど絢爛豪華なものだったといいます。 残念ながら戊辰戦争で焼失してしまいましたが、1880(明治13)年に現在の社殿が再建されました。
【土津神社 奥之院】
社殿から北に約4~500mほど進んだ先に「奥之院」と呼ばれる主祭神保科正之公の奥津城(お墓)があります。両脇に杉の木が生え揃う玉石が敷き詰められた参拝路は結構歩きにくいのか、あまり参拝者がいませんが、土津神社に参拝したなら、ぜひ行くべき場所だと思います。
奥の院(保科正之公の墳墓) ともに会津藩主松平家墓所として国指定史跡となっています。周囲は柵で囲われおり入る事はできませんが、墓所と思われる八角形という鎮石がありした。あまり見たことが無い独特なお墓です。正之公が崇敬した吉川神道の影響でしょうか?※吉川神道は、吉田神道を基礎とし、仏教的色彩を除き、朱子学の思想を取り入れ、理学神道により治国の道を説いており、道徳的側面を強調した神道の一流派
【土津神社 御朱印】
季節限定の御朱印があります。ここまで繊細な切り絵の御朱印ははじめてみました。2000円となり高価ですが、とても綺麗ですね。他に御朱印はたくさんの種類がありした。
【土津神社 近くにある観光スポット】
猪苗代湖、野口英世記念館、鶴ヶ城、会津さざえ堂
【土津神社 アクセス】
管理人の感想
比較的に歴史は浅い神社ですが、参拝者が目で楽しめる工夫や気遣いが随所に見られ、すばしい神社だと思います。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は深雪とここまで四季の魅力をはっきりと感じられる神社は珍しいと思いました。何度も参拝する方が多いのもうなずけます。紅葉の時期は、たくさんの人で混み合うそうなので、参拝は早朝か夜のライトアップ時間が良いかもしれません。
〒969-3102 福島県耶麻郡猪苗代町見禰山3
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