【ホテル椿山荘 概要】
ホテル椿山荘(ちんざんそう)東京に昔からある5つ星ホテルです。明治11年(1878年)に、軍人・政治家であった山縣有朋が、椿が自生する景勝地である「つばきやま」を私財を投じて購入し庭、邸宅をつくり、「椿山荘」と命名しました。昭和20年(1945年)の空襲で大半が焼失。昭和23年(1948年)に藤田興業の所有となり昭和27年(1952年)復興しています。
椿山荘は広大な庭と美しさは素晴らしく、四季其々で美しい景色を楽しめます。毎年6月~7月上旬頃まで蛍の夕べというホタル鑑賞のイベントがあり、東京にいながら飼育されているホタルを鑑賞できます。(ホテル利用者のみ鑑賞可能)
【ホテル椿山荘 庭園】
椿山荘は700年の歴史が有り、この庭園は江戸時代には椿山(つばきやま)と呼ばれ江戸の名勝地でした。回遊式の起伏のある庭園が素晴らしく、どこからでも美しい構図が望めます。
庭園には樹齢約500年となる椎(シイ)の樹木があり椿山荘のご神木となっています。
【ホテル椿山荘 庭園内 白玉稲荷神社】
ご神木から更に登ると、稲荷神社があります。大正13年(1924年)、京都下鴨神社にあった社殿を譲り受けて移築。翌年、伏見稲荷明神から白玉稲荷を勧請して椿山荘の守護神としたそうです。
伏見稲荷大社【京都府】【ホテル椿山荘 庭園内 三重塔「圓通閣」】
椿山荘庭園のシンボル三重塔。ホテル庭園にありながら重要文化財に指定されています。広島県賀茂郡の篁山竹林寺(たかむらさんちくりんじ)から大正14年(1925年)に目白の森に移築されました。年輪年代測定法で調査により、1420年頃(室町時代前期)の部材が使われていることが判明しております。本尊として「聖観世音菩薩(しょうかんぜおんぼさつ)」を奉安。
【ホテル椿山荘「ほたるの夕べ」70周年】
「東京の子どもに蛍を見せたい」「上京してきた若者たちに蛍舞う原風景に故郷を感じてほしい」という創業者の想いから毎年ホテル椿山荘にて開催されている「ほたるの夕べ」は2024年で70周年となります。椿山荘は蛍の専門家の指導を受け、庭園内に幼虫の飼育施設の設置や蛍が生育しやすい環境を整備されています。
ホテル椿山荘では4カ所ホタルが鑑賞できる場所があり、今年は水車の周辺が一番多く見られました。
【ホテル椿山荘 東京雲海】
ホテル椿山荘では、朝、昼、夜で必ず雲海が見られます。人口雲海ですが、庭園全体の約4分の3を覆う大迫力であり一見の価値はあります。
椿山荘の五丈滝。写真下に見える等間隔に配置されている突起物が人口雲海発生装置です。適当に娘が撮影した写真なのですが・・・。カメラの性能ですかね・・・
【ホテル椿山荘 近くにある観光スポット】
東京カテドラル聖マリア大聖堂、肥後細川庭園、護国寺、穴八幡宮
【ホテル椿山荘 アクセス】
管理人の感想
東京に昔からある庭園が美しい有名ホテルです。結婚式もしており招待された方達も良い思い出作りになる場所ですね。蛍も飛んでいる庭園は夜の雲海がとても良かったです。庭園は全体を回っても30分掛からない程度なのでいい距離だと感じました。手入れもしっかりされており、四季折々の植物を楽しめます。