【憾満ヶ淵 概要】
憾満ヶ淵(かんまんがふち)は、男体山から噴出した溶岩によってできた奇勝で、古くから不動明王が現れる霊地といわれています。 川の流れが不動明王の真言を唱えるように響くので、晃海大僧正が真言の最後の句の「カンマン」を取り憾満ヶ淵と名付けたといいます。当時は、参拝や行楽に多くの人が訪れたようで、「おくのほそ道」で有名な松尾芭蕉も旅の道中で立ち寄ったそうです。

【慈雲寺】

慈雲寺(じうんじ)は、天海(慈眼大師)の高弟である晃海(こうかい)僧正が承応3年(1654年)に創建。憾満ヶ淵に慈雲寺や霊庇閣(れいひかく)、高さ2メートルの不動明王の石像などを建てて整備しました。明治35年に足尾台風による大谷川の氾濫により流失しましたが、1973年に再建さました。お堂では阿弥陀如来と天海を祀っております。

慈雲寺の横に約70体の地蔵群があります。
【慈雲寺 並び地蔵】

この地蔵は、数えるたびに数が異なるといういわれから「化地蔵」とよばれているそうです。この地蔵は天海の弟子たちが日光山の歴代の僧侶の菩提を弔うために作った伝えられています。こちらも大谷川の氾濫にかなりの数が流されたそうですが、地元有志方々によって復元されました。当時は100体ほどあったと言われています。
【憾満ヶ淵・慈雲寺 近くにある観光スポット】
神橋、日光東照宮、日光二荒山神社、輪王寺、大猷院
【憾満ヶ淵・慈雲寺 アクセス】
管理人の感想
慈雲寺本堂から上流に進むと、霊庇閣がありますが、泥濘がひどく今回は断念しました。日光東照宮からは徒歩で30分程度と遠い上、東照宮を見た後だと満足感は低くなってしまいます。ただ、日本昔ばなしに出てきそうな雰囲気が海外の観光客には人気のようです。こちらは車で行くことをお勧めします。
敷地/施設規模
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自然の豊かさ
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アクセスのしやすさ
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観光客の多さ
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