日光二荒山神社【栃木県】

【日光二荒山神社の概要と歴史】

栃木県日光市山内に鎮座する日光二荒山神社。勝道上人によって開山された下野国の一宮で、古くから日光三山(男体山・女峰山・太郎山)を神体山として仰ぐ山岳信仰の霊場です。日光東照宮や日光山輪王寺とともに世界遺産「日光の社寺」に登録されており、境内にある重要文化財の社殿群や、良縁をもたらす「夫婦杉」「親子杉」、運試しができる神苑など、見どころにあふれた名社です。

【歴史と由来】下野国一之宮として日光の修験・信仰の核をなす世界遺産の古社

日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)は、栃木県日光市に鎮座する下野国一宮(しもつけのくにいちなみや)の古社です。奈良時代の西暦767年(神護景雲元年)頃、日光山の開山祖である勝道上人(しょうどうしょうにん)が、霊峰「男体山(二荒山)」の神様を祀る祠を建立したことが始まりとされています。

【勝道上人?】

勝道上人は「しょうどうしょうにん」は、奈良時代から平安時代初期にかけて活躍した僧で、日光山を開山し、日本における山岳仏教の先がけとされています。上人は延暦元(782)年に二荒山登頂に成功し奥宮を建立、延暦3(784)年に中禅寺湖畔に中宮と神宮寺である中善寺を建立しています。

古くから男体山を御神体とする山岳信仰・修験道の聖地として崇敬を集め、日光山信仰の源流となりました。創建当初は現在の別宮・本宮神社の地に鎮座していましたが、のちに現在地へ遷座し「新宮(しんぐう)」と称されました。現在は日光市内の「御本社」、中禅寺湖畔にある「中宮祠(ちゅうぐうし)」、男体山頂に鎮座する「奥宮(おくみや)」の3拠点から構成されています。

江戸時代には徳川幕府から手厚い庇護を受け、社頭が大きく整備されました。境内は日光東照宮や日光山輪王寺とともに「日光山内」として国の史跡に指定されており、平成11年(西暦1999年)には「日光の社寺」の構成資産としてユネスコ世界文化遺産に登録されています。

【日光の名前について】

勝道上人が男体山を補陀洛(ふだらく)山と命名し、それが訛って二荒(ふたら)山になり、音読みされて二荒(ニコウ)が日光(ニッコウ)になったとの説があるようです。

【ご祭神とご利益】大己貴命ら二荒山大神が授ける招福・縁結び・家内安全のご神徳

ご祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)=男体山・田心姫命(たごりひめのみこと)=女峯山・味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)=太郎山となっております。

  • 良縁成就・縁結び:主祭神である大己貴命(大国主命)が縁結びの神様として高名であることや、境内にある「夫婦杉」「親子杉」などの御神木信仰から、良縁・夫婦円満・家庭円満のご利益で広く知られています。
  • 開運招福・諸願成就:日光開山の源流となった山岳霊場の強力なエネルギーにより、運気を大きく切り拓き、大願を成就させるご利益があります。
  • 家内安全・子孫繁栄:親子三神をお祀りする神徳から、家庭の平穏や子孫繁栄、心身の安全を守護するご利益があるとされています。

【日光二荒山神社の見どころ&参拝ルート】

【楼門と唐銅鳥居】参道を進む参拝者を神聖な境内へ導く重厚な楼門と鳥居

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五重塔と東照宮拝観券受付所の横に道が伸びており、その先に進むと日光二荒山神社があります。

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昭和53年に建立された木造の大きな楼門。東照宮の五重塔右手の上新道を進むと見えてきます。右手に東照宮赤塀と石燈籠が並んで神聖で厳かな雰囲気がありますね。

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楼門を潜ると見えてくる鳥居。直線上には二荒山(男体山)と女峯山があるので、こちらが正道でしょうか。

【社殿】男体山をはじめとする日光連山を仰ぎ佇む格式高い社殿

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絢爛豪華な東照宮とは対照的に装飾を控えており森の中に佇む社は自然崇拝の神社らしく個人的には好みです。有料区画に入ると本殿近くまで参拝できます。

【有料拝観区域】怪異の伝説を残す化灯籠や福の神を祀る大国殿が点在する神域

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拝殿横から拝観料300円で入れます。日光東照宮は別として神社で有料区画は珍しいので入ってみました。境内には樹齢700年のご神木、二荒霊泉、縁結びの笹や子授かり安産の石があります。

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ご利益は縁結びとのことなので、輪投げの玩具や、恋愛成就のハート投げ占いなど、カップルや家族向けなのかなと思いました。他にも化灯篭や大国殿など見どころがあります。

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化灯籠(ばけどうろう)は、燈すと怪しく変化し、刀で切り付けられた無数の傷があるところから化燈籠と呼ばれるらしいです。昔、夜間警護の侍が灯籠の灯りを亡霊の炎と勘違いし70数カ所も斬りつけたらしく刀傷があるらしいのですが・・・どこ?

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大国殿には福を授ける招き大黒様が祀られていました。打出の小槌を振ることが出来ます。

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また斬馬刀が飾られていました。太郎丸の銘で、南北朝時代の御神刀らしいです。

【日光二荒山神社 御朱印】

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【日光二荒山神社の現地参拝レポート&評価】

日光二荒山神社 現地レビュー・評価スコア

評価項目 スコア 特徴・ワンポイント
歴史・由緒 (5.0) 766年創祀の下野国一宮。日光山岳信仰の中心であり世界遺産「日光の社寺」を構成する最高峰の格式
自然・景観 (4.0) 男体山をはじめとする日光連山を御神体とし、神門や神木、緑豊かな鎮守の森が調和する壮大なロケーション
規模 (4.0) 本社拝殿・本殿(重文)のほか神苑、夫婦杉、親子の杉など見どころが多く、日光連山を含む広大な神域を誇る
御朱印種類 (4.0) 本社の通常御朱印をはじめ、神苑・境内社、別宮(瀧尾神社等)や季節限定の御朱印が幅広く揃う
静けさ (2.5) 日光東照宮・輪王寺に隣接する世界遺産エリアの中心的観光地のため、年間を通して多くの参拝者で賑わう
アクセス (2.5) 東武・JR日光駅から路線バス利用(「大猷院・二荒山神社前」等下車)。車の場合は紅葉期等の渋滞に注意が必要

現地レポ|実際に訪れた感想

木々に囲まれ静けさに包まれる二荒山神社は、賑やかな東照宮のざわつきが、まるで嘘の様に境内は静寂でした。観光名所となった東照宮で存在感が薄くなっていますが、歴史的に見ても日光の鎮守の神様ですのでぜひ二荒山神社も合わせて参拝してほしいです。有料区画は家族やカップルには良いかと思います。

【あわせて巡りたい周辺観光スポット】

神橋、日光東照宮、輪王寺、大猷院、瀧尾神社、憾満ヶ淵・慈雲寺、中禅寺、日光二荒山神社 中宮祠、華厳の滝

【基本情報・アクセス】


【電車・車でのアクセスと駐車場】

※有料駐車場あり。

東武日光駅・JR日光駅から徒歩30分程度

東武日光駅・JR日光駅からバスで8分程度(駅にて世界遺産めぐり手形(600円)を購入して循環バスが便利です)

【住所・公式ホームページ】

〒321-1431 栃木県日光市山内2307

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