【潮聲山 耕三寺 概要】
潮聲山・耕三寺(ちょうせいざん・こうさんじ)は、1936年創建。実業家で発明家の耕三寺(金本)耕三が母の菩提を弔い、母の故郷である瀬戸田の発展を願って創建した寺院となります。また、地元に文化財を造るべく、好みの仏舎を模して色々と建てたそうです。その為、寺域全体を博物館施設として公開し維持管理をしています。寺の収入源は拝観料のみとなる為、入場料大人1,400円となります。
【潮聲山 耕三寺 境内】
日本各地の古建築を模して建てられた堂塔が建ち並び、「西の日光」「母の寺」とも呼ばれているそうです。
山門・本堂をはじめ15の建造物が国の登録有形文化財として登録されています。
主に 京都御所 紫宸殿、法隆寺 西院伽藍、清水寺 西門、新薬師寺 鐘楼・本堂、室生寺 五重塔、四天王寺 金堂、日光東照宮 陽明門、法界寺 阿弥陀堂、平等院 鳳凰堂、石山寺 多宝塔、慈照寺 銀閣
など国内の名建築を模したきらびやかな堂塔が所狭しと立ち並びます。レプリカの為、奈良や京都の古い寺社に感じる歴史の重みやオリジナリティはあまり感じられませんが、これらを尊敬し真面目に模しているように思えました。
実際に有形文化財として登録されているものが幾つもあり、地元に文化財を設けるという願いは十分に達成されたと思います。
ただ・・・建造物が多く主人公がいっぱい居る状況で、この辺がテーマパークと感じる点だと思います。
【潮聲山 耕三寺 千佛洞地獄峡】
耕三寺の境内の地下に彫られた人工窟で深さ約15m、総延長約350mの地下霊場。一方通行。仏教世界の「地獄観」と「極楽楽観」を表現しています。
奥の方には富士山や浅間山から運んできた溶岩で作られた洞に千体もの石仏がみっしりぎっしり納められています。
ここは・・・インパクトはありますが、あまり長居したいとは思えませんでした・・・
【潮聲山 耕三寺 未来心の丘】
敷地内の最奥に現れる真っ白な大理石庭園。 イタリアで活躍する彫刻家、杭谷一東(くえたにいっとう) 氏が設計、制作。約3,000トンの大理石のすべては氏のアトリエがあるイタリア・カッラーラで採掘し、コンテナ船で運んできたそうです。※未来心の丘単体では行けません。
近年多数のメディアで取り上げられており、国内外から注目度があるようで特に若い観光客は多いと思いました。
【潮聲山 耕三寺 近くにある観光スポット】
大山祇神社,草戸稲荷神社,原爆ドーム,広島城
【潮聲山 耕三寺 アクセス】
管理人の感想
建築物は最近の物で、なんちゃって日本の寺感があるテーマパーク的な場所でした。しかし、千佛洞地獄峡は少々不気味であったり、未来心の丘という白い大理石の庭園があったりと見所満載でインスタ映えする場所だと思います。恐らく神社仏閣好きな方からは評価は二極化します。高額入場料を支払ってまで観るべきかどうかは、個人の判断に委ねますが、過度な期待をしなければ十分楽しめる場所だと思います。