【等々力不動尊 概要】
等々力不動尊(とどろきふどうそん)の正式名称は瀧轟山(りゅうごうさん)明王院であり、近くにある満願寺の別院となっています。詳細な創建年月は不明ですが、満願寺は平安時代後期(794年〜1185)の創建とあります。寺に残る言い伝えによれば不動像は1300年前の作で、そして800年前(西暦1200年頃?)に興教大師が不動明王像を安置する場所を探し、この地に不動堂を創建したのが始まりであると言われています。
この不動尊は関東三十六不動霊場の第17番となっています。
本尊は不動明王を祀っております。
【等々力不動尊 境内】

山門をくぐり、幹太の木々が聳える静かな境内石畳を進むと、香炉、常夜燈があり、その先の本堂に至ります。

本堂までの境内はそれほど広くはないのですが、ちょうど紅葉の時期に訪れたので、銀杏の黄色と紅葉の赤のコントラストの見事な景色を見ることができました。
【等々力不動尊 本堂】

本堂は、江戸末期の建造で1952年(昭和27年)、山門は、1968年(昭和43年)に満願寺改築の際に移築したそうです。

本殿隣の社務所横から等々力渓谷に入れます。等々力に来たら、ここからの景色は必見ですね。
【等々力不動尊 弁天堂】

等々力渓谷への石段を降り始めて、直ぐに左に入る場所があり、下へ降りられます。ここからの紅葉もすばらしいです。

振り返ると弁天島と弁天池がありました。良く整備されており写真撮影をされている方が多かったです。
【等々力不動尊 稲荷大明神】

弁天堂から順路に戻り、階段を下りていくと等々力渓谷に入ります。

不動の瀧の横に祀られている稲荷大明神がありますが、渓谷公園内で倒木が発生し、他の樹木等の倒木の可能性があるため、2025年現在は、立入り禁止・通行止めとなっていました。残念。
【等々力不動尊 御朱印】

【等々力渓谷 日本庭園・書院】

等々力渓谷 谷沢川の下流部、等々力不動尊の対岸に書院と日本庭園があります。

この竹林では、春に小学生がタケノコ掘りをするようです。規模は小さいですが、しっかりと管理されておりました。

渓谷に降りて行く坂に造られた庭園は、自然の坂をうまく利用しているようでした。

頂上付近に質素な木造書院があり、無料のお茶が飲めます。
【等々力不動尊 近くにある観光スポット】
満願寺、玉川神社、浄真寺
【等々力不動尊 アクセス】
管理人の感想
紅葉の時期は銀杏の黄色と紅葉の赤のコントラストの見事な絶景を見ることができました。残念ながら等々力渓谷は立ち入り禁止で散策できませんでしたが、不動尊や日本庭園・書院など見どころが多く十分に楽しめると思います。工事が終わったらまた来たいです。
日本の絶景神社仏閣 参拝記 




