【鎌倉大仏殿 高徳院 概要】
高徳院(こうとくいん)の創建は、鎌倉の大仏(阿弥陀如来坐像)の造立が1252年(建長4年)頃に開始されたことに始まります。鎌倉大仏は、鎌倉時代の武家政権と民衆の安寧を願って建立されたと考えられています。正確な開山、開基は不明で大仏の造像の経緯についても史料が乏しく、不明な部分が多くあり原型作者も特定されていません。
【高徳院 仁王門】
仁王門は銅板葺切妻造の八脚門で江戸時代の1700年頃に移設されたと伝わっています。

両側に仁王像が睨みを利かせています。仁王門を抜けるとチケット売り場があります。入場料は300円です。
【高徳院 鎌倉の大仏】
チケット売り場を進むと正面に大仏が見えてきます。正式名称は「国宝 銅造阿弥陀如来坐像」であり、現在は国宝に指定されています。

高さ約11.3m、重さ約121tあり、日本三大大仏のひとつとなります。
当初は大仏殿内にあったものの、その後の自然災害(地震、台風、津波など)で大仏殿が倒壊し、屋外の露坐となりました。鎌倉大仏の特徴として内部にも入ることができ、約750年前に造られた銅造の技術を間近で感じることができます。入場料は50円です。
【高徳院 大わらじ】
大仏様の近くにある休憩所に大きな「わらじ」があります。 これは、戦後復興間もない日本中が幸せになるよう、大仏さまにわらじを履いて行脚してもらおうと、「松栄(まつざか)子供会」が奉納しています。

1951年(昭和26年)から3年に1回作り替えられ奉納されており、毎回作品に特徴があります。
なお、日本の直立大仏で最も高いのは、茨城県の「牛久大仏」(120m)となります。
【鎌倉大仏殿 高徳院 御朱印】

【鎌倉大仏殿 高徳院 近くにある観光スポット】
佐助稲荷神社、光則寺、長谷寺、御霊神社、甘縄神明宮
【鎌倉大仏殿 高徳院 アクセス】
管理人の感想
鎌倉のシンボルともいうべき大仏。元は屋内にあったそうですが、個人的には青空が似合う大仏様だと思います。高徳院は春は桜、秋は紅葉と四季折々の景観が楽しめるのも魅力です。鎌倉駅や長谷寺から徒歩でアクセスできる距離なので、散策しながら訪れるのもおすすめです。まさに鎌倉観光では外せないスポットの一つですね。ただ海外の観光客が非常に多く混雑するので、静かに散策したい場合は早朝が良いと思います。
日本の神社仏閣めぐり (Shrine Japan Info) 



