【日光二荒山神社別宮 瀧尾神社 概要】
瀧尾神社(たきのおじんじゃ)は、創建820年(弘仁十一年)。弘法大師・空海がが訪れた際、女峰山の神を祀るため建てたと伝えられています。日光二荒山神社の別宮となります。

御祭神は、田心姫命(たごりひめのみこと)=女峯山を祀っております。
【日光二荒山神社別宮 瀧尾神社 参道】

神社横の滝は「白糸の滝」と言われています。滝の音が山を巡っているので涼しいです。

川に沿った形で参道があり湿気が多い為か全体的に苔生した美しい参道でした。

楼門前に鳥居の小さな穴に石を3回投げひとつでも穴を通ったら良いことがあるといわれる「運試しの鳥居」があります。鳥居・石畳は国の重要文化財に指定されています。
【日光二荒山神社別宮 瀧尾神社 楼門】

参道を進むと、楼門(ろうもん)が見えてきます。1697年(元禄10年)に移築された物だそうです。国の重要文化財に指定されています。
【日光二荒山神社別宮 瀧尾神社 本殿】

写真を撮り忘れましたが、本殿の裏側に扉があるのでご神体の女峰山を遥拝できるようになっていると思われます。この本殿の裏に三本杉(御神木)があります。こちらも国の重要文化財に指定されています。

横から見ると、楼門・拝殿・本殿のしっかりとした構成。
【日光二荒山神社別宮 瀧尾神社 無念橋】
三本杉(御神木)に行くためにこの一歩で渡れるくらいの橋を渡ります。当初は御神体山の女峰山を遙拝するために、この無念橋を渡ることによって自分の身を清めると考えられていたようです。現在はで年齢の歩数で渡ると女峰山に登ったのと同じご利益があり願いが叶うとのこと。

現在の無念橋は延宝五(一六七七)年に 臨て建て替えられたもので、年代が明確な 石橋としては栃木県で最も古い橋であり、国の重曼文化財に指定されています。
【日光二荒山神社別宮 瀧尾神社 三本杉(御神木)】
この三本杉の場所に田心姬命が降臨したと伝えられています。

滝尾神社のご神木として祀られています。
【日光二荒山神社別宮 瀧尾神社 子種石】

石鳥居があり、石柵に囲まれた霊石があります。

古くより、この石に子供が授かるように祈願すると、子宝に恵まれ、無事安産すると言われております。
【日光二荒山神社別宮 瀧尾神社 近くにある観光スポット】
神橋、日光東照宮、日光二荒山神社、輪王寺、大猷院
【日光二荒山神社別宮 瀧尾神社 アクセス】
管理人の感想
東照宮のような大きな神社ではありませんが、静かで穏やかに観光できます。深い緑と美しい水に囲まれ、とても素晴らしい所で個人的には日光東照宮エリアで一番好きな神社でした。隠れた穴場だと思います。東照宮からは車では3分程の距離ですが、歩いて行くと30分程度かかるので、時間に余裕を持って行きましょう。