鳩森八幡神社【東京都】

【鳩森八幡神社の概要と歴史】

東京都渋谷区千駄ヶ谷に鎮座する鳩森八幡神社。慈覚大師(円仁)が神木の白雲の中に吉兆たる瑞雲と白鳩の飛び去る姿を見て、社祠を営み八幡宮を奉斎したのが始まりと伝えられます。境内には都内最古の「千駄ヶ谷の富士塚」があり、実際に登山参拝が可能です。また、日本将棋連盟の参拝神社としても知られ、大駒が納められた「将棋堂」が建立されており、棋力向上や勝負運を願う「将棋の聖地」として親しまれています。

【歴史と由来】千駄ヶ谷の鎮守として深く敬愛され将棋の聖地としても親しまれる古社

鳩森八幡神社(はとのもりはちまんじんじゃ)は、東京都渋谷区千駄ヶ谷に鎮座する旧千駄ヶ谷村の総鎮守です。平安時代の西暦860年(貞観2年)頃に創建されたと伝えられています。

社の伝記によると、古くはこの地の林に吉兆である瑞雲(ずいうん)が度々現れ、不思議に思った村民が林に入ると無数の白鳩が西の空へ飛び去っていきました。この霊瑞に感動した村民が祠を建て「鳩森」と祀ったのが始まりとされています。その後、西暦860年に円仁(慈覚大師)が八幡神の御神体を造像して奉安し、「八幡宮」として創祀されました。

境内には安永8年(西暦1779年)に築造された都内最古の富士塚「千駄ヶ谷の富士塚」(都指定有形民俗文化財)が遺され、富士信仰の聖地としても親しまれています。

また、当神社周辺は作家・村上春樹氏の「文学の発祥地」としても広く知られています。かつて神社のすぐ隣に居住し、近隣でジャズ喫茶「ピーター・キャット」を営みながらデビュー作『風の歌を聴け』を執筆した背景から、ファンが訪れる聖地ともなっています。将棋会館も隣接し、勝負運や開運を願う参拝客が集う千駄ヶ谷の象徴的な古社です。

【ご祭神とご利益】応神天皇らが授ける勝運・開運招福・技術向上のご神徳

ご祭神は応神天皇(おうじんてんのう)と神功皇后(じんぐうこうごう)を祀っております。

  • 勝運向上・勝負運隆盛:武勇の神である八幡大神の御神徳に加え、隣接する将棋会館との縁から棋士をはじめ勝負事や目標達成を願う参拝客に高いご利益があるとされています。
  • 開運招福・諸願成就(富士塚登拝):境内に佇む江戸時代以来の「千駄ヶ谷の富士塚」を登拝することで、富士山登頂と同等の御神徳が得られ、運気を開き願い事を成就へ導くご利益があります。
  • 家内安全・地域守護・芸文上達:地域を見守ってきた歴史や、村上春樹文学の発祥地・文化発信の地としての逸話から、家庭の平和や子孫繁栄、芸術・文学・学問の上達を守護するご利益があると親しまれています。

【鳩森八幡神社の見どころ&参拝ルート】

【参道と手水舎】緑豊かな境内に導く清々しい参道と身を清める手水舎

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参道は2つあり、正面参道は日本将棋連盟本部方面からとなります。

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「年越の祓」として「茅の輪くぐり」を行っていました。12月に行われる茅の輪くぐりは、半年の間に付いてしまった穢れを落とし、心身共に清らかな状態で新年を迎えるための神事です。

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紙垂(しで)に人型を使っており、罪や穢れを人の形に切った紙に移すことで清めるものです。

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鳩森八幡神社の手水舎は歴史を感じますね。秋の花が沢山飾っていました。

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もう一つの入り口は千駄ヶ谷駅方面からとなり、大鳥居を潜ると戦火を逃れた銀杏のご神木があります。

【社殿】温もりある木造建築が美しく千駄ヶ谷の街を見守る社殿

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社殿は弘化2年(1845年)に作られましたが戦災により消失。平成5年に復元され現在に至ります。

【将棋堂】勝負運や技芸上達を祈願する大将棋駒が納められたお堂

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1986年に日本将棋連盟の会長だった大山康晴十五世名人が約1メートル20センチの王将の将棋駒を奉納したことをきっかけに、将棋堂が建立されました。将棋堂には御影石でできた将棋盤が設置されており、その上に大駒が鎮座しています。その為、現在は将棋に携わる人々から注目を集める神社でもあり「将棋の聖地」と称されています。

【甲賀稲荷社】武士の甲賀百人組にゆかり深い情緒ある境内社

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昔、青山権田原の御鉄砲場付近に鎮座していて甲賀組組屋敷の武士等が崇敬していた神社です。明治18年に、青山練兵場設置のためこの神社の境内に遷座、合祀されました。昭和20年の戦災で社殿を焼失しましたが、昭和45年欅造りの社殿が完成し遷座されました。

【富士塚】都内最古級の歴史を誇り登山でご利益を授かる千駄ヶ谷富士

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鳩森八幡神社の富士塚は、江戸時代の寛政元年(1789)に築造。

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登山ルートには実際に富士山にある神社や御堂、湖などの自然も再現されています。現在は、千駄ヶ谷の富士塚として都の有形民俗文化財に指定されております。

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頂上付近には、富士山の溶岩が配されていて、手軽に登山が体験できます。

全国にこのような富士塚はあり、東京都内では品川神社・羽田神社・護国寺・成子天神社にもあります。

【鳩森八幡神社 御朱印】

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【鳩森八幡神社の現地参拝レポート&評価】

鳩森八幡神社 現地レビュー・評価スコア

評価項目 スコア 特徴・ワンポイント
アクセス (5.0) JR「千駄ヶ谷駅」・都営大江戸線「国立競技場駅」・副都心線「北参道駅」より徒歩約5分の好立地
歴史・由緒 (4.0) 貞観2年(860年)創祀と伝わる。東京都最古の「千駄ヶ谷の富士塚」や将棋堂を境内に擁する名社
御朱印種類 (4.0) 本社の御朱印のほか富士塚(浅間神社)の御朱印、王将を模した「王将おみくじ」や鳩モチーフの授与品が人気
自然・景観 (3.5) 都心の住宅街にありながら、富士塚の豊かな緑や大きな御神木(イチョウ)が心地よい景観を形成する
規模 (3.5) 社殿、富士塚、将棋堂、甲賀稲荷神社、神楽殿などが整然と集約され、見どころが多く散策しやすい境内規模
静けさ (3.0) 将棋ファンや近隣住民、観光客で常に賑わいを見せるが、木々に包まれた境内はほどよい和やかさに満ちる

現地レポ|実際に訪れた感想

1000年以上もの歴史がある都内の神社。当時から一帯の総鎮守として親しまれているようです。敷地面積はそこまで広くはありませんが、見所が満載ですので新宿御苑や東京体育館に行かれた際は立ち寄ってはいかがでしょうか。

【あわせて巡りたい周辺観光スポット】

明治神宮、鳩森八幡神社、新宿御苑、乃木神社

【基本情報・アクセス】


【電車・車でのアクセスと駐車場】

※駐車場はありません。

JR総武線千駄ヶ谷駅から徒歩5分程度

【住所・公式ホームページ】

〒151-0051 東京都渋谷区千駄ケ谷1丁目1−24

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