【高円寺 概要】
高円寺(こうえんじ)は、創建1555年(弘治元年)。中野成願寺第3世建室宗正によって開山された曹洞宗の寺院です。約400年前に3代将軍徳川家光が鷹狩りの際、雨宿りの為立ち寄った際、住職が一人の参拝客としてさり気なくもてなしたことから、家光が度々立ち寄るようになり後に有名となりました。当地は小沢村と呼ばれていましたが、家光がこの寺の名から高円寺村と改称され、その名が現在の高円寺という地名に残ったようです。
現在の本尊は聖観世音菩薩立像で、室町期の作と伝えられる阿弥陀如来坐像も安置されています。

高円寺駅があるなら、その由来となる寺「高円寺」があるはず!と思い探してみました。
【高円寺 山門と参道】

立派な山門です。入口に衝立があるので参拝しないのかな?と思いました。右側に別の入り口があるので、そちらから入りました。

静かな参道で秋の紅葉時期は景色が良さそうですね。
【高円寺 本堂】

本堂前は広く開放感があります。正面にある銀杏の木は樹齢400年以上あるらしいです。

高円寺は過去に何度も焼失しており、現在の本堂は1953年(昭和28年)に宮大工・中村青雲により再建されたものです。柵があり賽銭箱もない為、一般の観光客向けでは無いお寺だと思われます・・・。
【高円寺 稲荷社と双龍鳥居】

境内に稲荷社があり、その鳥居は石鳥居で両側の柱に龍が彫刻された「双龍鳥居」と呼ばれています。案内看板も無いうえ賽銭箱ない・・・
「双龍鳥居」はここ高円寺、馬橋稲荷神社、品川神社にあり、東京三鳥居と言われています。
【高円寺 近くにある観光スポット】
高円寺氷川神社、気象神社、馬橋稲荷神社、阿佐ヶ谷神明宮
【高円寺 アクセス】
管理人の感想
高円寺は杉並区最大規模の繁華街になっていますが、地名の由来となっている、このお寺はびっくりするほど静かで厳粛な雰囲気がありました。観光客向けでは無いものの、昨今のオーバーツーリズムな状況を考えると貴重なお寺とも考えられます。お寺境内には樹齢400年以上と推定されるイチョウの大樹が有るので紅葉も見てみたいと思います。