【乃木神社 概要】
乃木神社(のぎじんじゃ)は、1923年創建。主祭神は乃木希典と乃木静子。乃木希典は明治時代の軍人で静子はその妻。乃木夫妻が明治天皇大葬の日に自刃した邸宅の隣りにある神社です。乃木夫妻が自刃したとき、乃木夫妻の忠義心に感激した国民が次々と乃木邸を訪れ、夫妻の葬儀と同時に乃木邸近くの坂が幽霊坂から乃木坂に改名されました。 1913年、当時の東京市長であった阪谷芳郎が中心となって中央乃木会を設立し、乃木邸の小社に乃木夫妻の霊を祀り、1919年に乃木神社創建の許可が降りると、1923年に完成しました。1945年の東京大空襲で社殿は焼失しますが、全国の崇敬者の篤志により、1962年に再建されました。
乃木坂駅から直ぐに一の鳥居があります。
【乃木神社 境内】
東京一等地の乃木坂にある神社。なんだか手水舎がオシャレに見える…
二の鳥居をくぐると比較的に多くの若者で賑わっておりました。乃木大将が人気なのか?と思いビックリしていると、乃木坂46の聖地みたいになっているそうです。乃木大将もまさかそんな風になるとは思わなかったと思いますが、平和な世の中になったと喜んでいるかもしれませんね。
夫婦揃って祀られているご祭神に見守られ執り行う挙式は、『よりそひ婚』として人気のようです。みんなのウェディングの東京の神社結婚式で1位らしいです。
拝殿と参集殿をつなぐ道は良い雰囲気です。
私が訪ねた日はタイミング良く結婚式を見る事ができました。末永くお幸せに!やはり和装結婚式は良いですね。
【乃木神社 境内 赤坂王子稲荷神社】
二の鳥居すぐ近くに「赤坂王子稲荷神社」があります。乃木夫妻が崇敬していた王子稲荷神社を勧請して昭和37年(1962年)に創立されたそうです。
参道は短いですが稲荷神社特有の鳥居が並び続いていて、赤色が目にも鮮やかですね。
【乃木神社 境内 正松神社】
乃木神社の本殿の右手に参道があり、直ぐ先に正松神社「せいしょうじんじゃ」が鎮座しています。松陰神社からの分霊された神社であり松下村塾を開いた玉木文之進先生と、その松下村塾を受け継いだ吉田松陰先生のお二人を祀った神社となります。
【旧乃木邸】
境内の一角には最後の日まで過ごしていた邸宅が保存されています。ドイツ留学中に見たフランス連隊本部を参考に自ら設計したそうです。
乃木大将が金沢の街で幼くして一家の生計を支えている辻占売りの少年を見かけ、当時としてはかなりの大金である金2円(現在価値4万円程度)を渡しました。少年は努力を重ね、その後金箔加工の世界で名をなしたという逸話によるものだそうです。邸宅・周囲の土地は乃木将軍の遺言により、公園として東京市に寄贈されたそうです。
【近くにある観光スポット】
今年で鎮座100年を迎え近隣の明治神宮内のミュージアムでは「明治天皇と乃木大将」展が開催されているそうです。
【乃木神社 アクセス】
管理人の感想
そこまで広くない敷地ですが、都会の中で落ち着いた雰囲気で心が安らぎます。自然崇拝の神社に感じる雰囲気があり結婚式に人気な理由がわかります。乃木大将ゆかりの品を展示する宝物殿、稲荷神社・正松神社隣りには旧乃木邸もあり、歴史を感じ、趣きのある素晴らしい神社でした。土日祝は結婚式をやっているので、和装結婚式が見たい方はチャンスがあるかもしれません。
〒107-0052 東京都港区赤坂8丁目11−27
※駐車場はありません。