【寒川神社の概要と歴史】
神奈川県高座郡寒川町に鎮座する「寒川神社」。相模国の「一之宮」であり、全国唯一の「八方除(はっぽうよけ)」の守護神としてあらゆる方災・厄災除けの信仰を集める関東屈指の巨大古社です。荘厳で美しい社殿や広大な境内、美しく手入れされた神嶽山神苑など見どころも多く、人生の節目や災難除けを願う多くの人々が絶えず訪れる格式高い神社です。
【歴史と由来】相模国の一之宮として約千五百年以上の歴史を持ち、全国唯一の「八方除」の信仰を集める古社
寒川神社(さむかわじんじゃ)の創建年は不明ながら、雄略天皇の御代(457年~479年)に、天皇から神社に献上品がされた記録が有ります。これを加味すると…457年前には既に有ったと言う事ですから、少なくとも約1600年以上の歴史となり朝廷をはじめ源頼朝、武田信玄、徳川家代々、さらには民間と幅広い信仰を受けてきた神社です。
現在は全国唯一の八方除け、方位除けの神社であり、年間約200万人の参拝者が訪れ、初詣の参拝者数は神奈川県内では鎌倉市の鶴岡八幡宮に次いで2番目。また、日本で最も昇殿祈祷者が多い神社となっているそうです。
また、相模国(現在の神奈川県)の一之宮であり、相模六社のひとつでもあります。
【ご祭神とご利益】寒川比古命・寒川比女命が授ける八方除・方災除・開運招福・諸願成就のご神徳
ご祭神は、寒川比古命(さむかわひこのみこと)、寒川比女命(さむかわひめのみこと)の寒川大明神を祀っております。
※2柱とも古事記、日本書紀には記載がなく詳細は不明ながら、多くの人の崇敬を集めています。※一説には、古代より相模川より東部一帯に勢力を誇った相武国造(さがむのくにのみやつこ)がおり、相武国造の氏神として創祀されたと推定されています。
寒川大明神は、すべての災難を祓い清める「八方除」の守護神として絶大な信仰を集めています。
- 八方除(はっぽうよけ)とは
身の回りのすべての方向(東・西・南・北・北東・南東・北西・南西)からの災い、および地相・家相・方位・日柄などに由来するすべての災難を取り除くご利益です。 - 厄除け・魔除け:厄年の方の厄災を祓います。
- 家内安全・身心健康:日々の暮らしや移動(旅行・引っ越し・通勤など)に伴う災いから守られます。
- 商売繁盛・開運招福:進むべき道、すべての方向が清められることで、新事業の開始や新築・増改築が順調に進むとされています。
【寒川神社の見どころ&参拝ルート】
【参道と神門】厳かな雰囲気に包まれた参道を進み、威風堂々と参拝者を迎える立派な神門

参道は境内から南に1kmほど進んだ所に一之鳥居があり、参道途中の二之鳥居(大鳥居)、境内入口の三之鳥居へと続きます。

一之鳥居から二之鳥居までの区間には、約100本(全体では約250本とも)のソメイヨシノが植えられており、3月下旬から4月上旬の見頃の時期には、頭上を桜が覆い尽くす美しいトンネルとなります。春夏の青葉や秋の紅葉など、自然がそのまま残されており、年間を通じて草花や季節の移ろいを感じながら歩くことができます。

神門の前に大きい狛犬が鎮座しており、その奥の本殿も大きく装飾も凝っています。現在の神門は平成5年(1993年)に竣功したもので、重厚な入母屋造(いりもやづくり)の銅板葺きが美しく、御本殿へ向かう参拝者を迎える象徴的な建造物となっています。

神門を抜けると広い境内と社殿が見えてきます。
【社殿】境内の中核をなし重厚な佇まいで全国からの崇敬を集める荘厳な社殿

境内は広く美しく社殿は幅広く立派な造りになっています。

現在の社殿や付属施設はすべて近代のもので、文化財級の建造物はありません。御神木の二本の杉があり、御祭神の寒川比古命と寒川比女命が宿っていると言われています。

江戸期の本殿や、明治期の幣殿・拝殿は、同じ町内にある倉見神社に移築されているらしいです。
【渾天儀とレイライン】天体観測の歴史を伝える珍しい「渾天儀」と、春分・秋分等の太陽の通り道「レイライン」の神秘

拝殿の右側に天体観測器具の渾天儀のレプリカがあります。龍は天空を支えるという故事にならい四隅に龍が配置されており、台座は方位盤になっています。

「夏至」「冬至」「秋分の日」「春分の日」という太陽のエネルギーが変化するこれらの日すべてにおいて、寒川神社の真上を太陽が通る「レイライン」上に寒川神社は位置しており、パワースポットとしても有名です。また、江戸(東京)の裏鬼門を守る位置にあり、社殿は南西に向いて建てられている事から西国から見たら関東の守護的な役割があったのかもしれません。
【境内末社 宮山神社】境内に鎮座し、周辺の古社や地域の信仰を温かく伝える大切なお社・宮山神社

宮山各地区にあった末社八社(琴平社・八剣社・雷社・若宮八幡社・祢岐社・稲荷社・三峯社)が合祀された神社で、家運隆昌、家内安全、無病息災、商売繁盛、五穀豊穣のご利益があります。白豆腐をお供えして祈ると母乳に恵まれるとも言われています。
【寒川神社 御朱印】

【寒川神社の現地参拝レポート&独自評価】
寒川神社 現地レビュー・評価スコア
| 評価項目 | スコア | 特徴・ワンポイント |
|---|---|---|
| 歴史・由緒 | (5.0) | 相模国一之宮として約1,500年以上の歴史を持ち、全国唯一の「八方除」の信仰の中心として絶大な崇敬を集める |
| アクセス | (5.0) | JR相模線「宮山駅」から徒歩約5〜10分と近く、広大な専用駐車場も完備されており非常に便利 |
| 自然・景観 | (4.0) | 神池や美しい庭園、厳かな神嶽山神苑など、四季折々の豊かな自然と気品ある景観が広がる |
| 規模 | (4.0) | 荘厳な大社殿や広大な神苑、立派な授与所や参集殿を備えた関東屈指の壮大なスケール |
| 御朱印種類 | (4.0) | 格式高い通常の御朱印に加え、神嶽山神苑の特別御朱印などが丁寧な対応で授与される |
| 静けさ | (2.0) | 年間を通じて全国から多数の参拝者や祈願者が訪れるため、境内は常に大きな賑わいを見せる |
現地レポ|実際に訪れた感想
寒川神社は、約1600年以上の歴史を持つ古社であり、全国唯一の「八方除(はっぽうよけ)」の守護神として絶大な崇敬を集めています。境内は非常に整備が行き届いており、参道や社殿周辺は清掃が徹底され、多くの参拝客を受け入れるための“機能美”を感じます。静かで清々しい空気が流れていて、心が洗われるような感覚になりました。神奈川を代表するパワースポットとして、ぜひ一度訪れてほしい神社だと思います。
今回は、あくまで参拝が目的であり、祈祷はあまりの行列にビビりまして断念しています。祈祷を受けた人だけが入園できる神嶽山神苑に入りたいので、またの機会にチャレンジしたい。
【あわせて巡りたい周辺観光スポット】
前鳥神社、倉見神社、平塚八幡宮
【基本情報・アクセス】
【電車・車でのアクセスと駐車場】
※無料駐車場あり
無料駐車場もありますが、直ぐにいっぱいになり渋滞になる傾向があります。長時間待つより近くの有料駐車場に停めて参拝した方が有意義な時間を過ごせると思います。
【住所・公式ホームページ】
〒253-0106 神奈川県高座郡寒川町宮山3916
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