【平塚八幡宮の概要と歴史】
神奈川県平塚市に鎮座する「平塚八幡宮」。仁徳天皇の時代に創建されたと伝えられる、相模国平塚の総鎮守として非常に古い歴史を持つ古社です。源頼朝が馬入川の流鏑馬の成功を祈願したことや、徳川家康が朱印地を寄進したことなど、数々の歴史的逸話が残されています。境内には美しい神池や豊かな緑、多くの参拝者を和ませる動物たちの姿もあり、歴史の重みと地域に開かれた温かな雰囲気をあわせ持つ神奈川屈指の名社です。
【歴史と由来】仁徳天皇の御代に創祀されたと伝わり、相模国平塚の地に鎮座する歴史ある古社
平塚八幡宮(ひらつかはちまんぐう)は、380年(仁徳天皇68年)創建。約1600年前に発生した大地震の被害から、人々の平穏と地鎮を願い、第15代応神天皇をお祀りする社「鎮地大神」として建立されたと伝えられています。
戦国時代に甲斐の武田信玄と相模の北条氏康との合戦に巻き込まれ焼けてしまい神社にまつわる書物が失われてしまいましたが、1637年(寛永14年)に書かれた「相模国大中郡鶴峯山八幡宮之記」によれば、724年~729年(神亀年間)に宇佐神宮から勧請を受け「八幡庄」と呼ばれていたそうです。江戸時代に徳川家康により再建され、現在は相模国(現在の神奈川県)の五之宮であり、相模六社のひとつでもあります。
【ご祭神とご利益】応神天皇をはじめとする神々が授ける開運招福・勝運・厄除けのご神徳
ご祭神は、応神天皇(おうじんてんのう)、神功皇后(じんぐうこうごう)、武内宿禰命(たけうちのすくねのみこと)を祀られております。
- 厄除け・八方除・方位除(鎮地大神):地震の災いから人々を救った由緒から、「大震災除け」や、人の力では解決できない大きな不運・災厄を祓い清める強力な厄除けのご利益があるとされています。古くから「鎮地大神」とも称されています。
- 安産祈願・子授け・子育て:神功皇后の御神徳に加え、鎌倉時代に源頼朝公が北条政子の安産を祈願して神馬を献上したという歴史的な史実が残されており、安産祈願のパワースポットとして有名です。
- 武運長久・勝負運・仕事運向上:源頼朝公や徳川家康公といった歴史的な名将たちが深く崇敬し、戦勝祈願や社殿の復興を行ったことから、勝利や成功、出世を願う人々に篤く信仰されています。
- 健康長寿・家内安全:長寿の象徴である武内宿禰の御力により、病気平癒や日々の健康、家族の安全を見守ってくださいます。
【平塚八幡宮の見どころ&参拝ルート】
【大鳥居・大提灯と二の鳥居】境内への入口を荘厳に飾る大鳥居・大提灯と、参道を進む二の鳥居

鳥居は大きく立派で抜けると両脇に池があり、よく設計されて配置されていると感じました。その池にはアヒルや鴨などが泳いでいて風情があります。

この青銅の鳥居は、1765年(明和2年)僧侶の本誉還真(ほんよかんしん)が奉献した物だそうです。
【神馬舎と社殿】愛らしい神馬像が迎えてくれる神馬舎と、境内の中核をなす重厚で荘厳な社殿

二の鳥居を抜けると直ぐに神馬舎がありエサやりが出来ました。前のお賽銭箱にお気持ちをお納め下さい。

過去に戦国時代や関東大震災で倒壊していますが、その都度再建されています。現在の社殿は1928年(昭和3年)に竣工された物です。
【境内末社(若宮社・太子堂・平塚弁財天社・鶴峯山稲荷社)】境内に鎮座しそれぞれの歴史や信仰を集める個性豊かな末社群

若宮社には三社が祀られています。「子育・子供の守り神」の仁徳天皇が、神明社では「出世・商売繁盛の神」の天照大御神等が、諏訪社では「開運・交通安全の神」の建御名方神がそれぞれ祭られています。

本殿の裏側にひっそりと建築土木の守り神として聖徳太子を祭る太子堂があります。

平塚弁財天社は、駐車場側からは、弁財天社の参道(西参道)を通る事になります。

鳥居から見て、池の左側に鎮座しています。鯉やアヒルがのんびりしていました。

2011年(平成23年)に平塚市岡崎の弁財天社より分霊し勧請したそうです。

鶴峯山稲荷社は、大鳥居から右手側に弁財天のような稲荷神社があります。

2016年(平成28年)に市内の八幡地区の八坂神社境内の川余稲荷より分霊したそうです。池に浮かぶ島に上陸して参拝する形式になっていて、島を一周できる参道があります。稲荷神社としてはめずらしい作りですね。
【奉遷塚とかわらけ割り】心願成就や厄払いの祈願として多くの参拝客に親しまれている奉遷塚とかわらけ割り体験

奉遷塚(ほうせんづか)は、新名所として2021年(令和3年)に八幡宮の境内に設置されました。八幡宮の若宮様の荒魂が祀られており、悪縁を断ち良縁を太くして頂けます。作法としては皿割り(かわらけ割り)です。

厄除けの「皿割り(かわらけ割り)」は、素焼きの皿に自分の息や悩み(厄)を移し、神前や石に投げつけて割ることで、災いを払う神社・仏閣の厄除け作法です。この八幡宮では皿を割って釜に納めます。
【平塚八幡宮 御朱印】

【平塚八幡宮の現地参拝レポート&独自評価】
平塚八幡宮 現地レビュー・評価スコア
| 評価項目 | スコア | 特徴・ワンポイント |
|---|---|---|
| 歴史・由緒 | (4.0) | 仁徳天皇の時代に創建されたと伝わる相模国平塚の総鎮守。源頼朝や徳川家康も参拝した古社 |
| 自然・景観 | (4.0) | 神池(弁財天社)の豊かな水辺や、美しいアヒル・亀などの動物、四季折々の植栽が調和する景観 |
| 規模 | (4.0) | 重厚な社殿や広々とした境内、複数の境内社や大きな神池を備えた見応えのある敷地 |
| アクセス | (4.0) | JR東海道線「平塚駅」から徒歩約10〜12分。駐車場も完備されており車でのアクセスも便利 |
| 御朱印種類 | (4.0) | 通常の御朱印に加え、季節や祭事に応じた多彩で美しい限定御朱印が豊富に用意されている |
| 静けさ | (2.5) | 市街地の幹線道路沿いに位置するため周辺は活気があるが、境内に入ると心地よい静けさが漂う |
現地レポ|実際に訪れた感想
街なかにありますが、中に入ると池や樹木など静かで落ち着く神社でした。四季折々の草花や、池にはカモやアヒルがいて、餌をやることができるようです。境内も非常に見どころが多く書ききれませんでしたが、参拝者の為にいろいろ工夫されているように見えました。全体的にゆったりとした時間を過ごせる場所として、多くの人に愛されていると思います。
【あわせて巡りたい周辺観光スポット】
寒川神社、前鳥神社
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