【正福寺 概要】
正福寺(しょうふくじ)は、651年(白雉2年)創建。正式名称は「真言宗豊山系単立 佐白山 正福寺」。名前など不明ですが、当時、狩人が佐白山中で千手観音を感得し、観音像を彫刻したことが寺の始まりとされています。坂東三十三観音の23番札所として江戸時代には栄えたものの、明治以降の廃仏毀釈と修験道禁令によって一時は途絶えましたが、昭和になり再興されました。
ご本尊は千手千眼十一面観世音菩薩を祀っております。
【正福寺 本堂】
現在はつつじ公園の入り口の1つにもなっております。御朱印所の脇から70段の階段を上り、本堂に向かいます。

境内へ続く階段をあがり開けた境内に出ると、こじんまりした観音堂が木々に囲まれ佇んでいました。境内でもつつじが綺麗に咲き誇っておりました。

この本堂の横から笹間つつじ公園へ行けます。
【笠間つつじ公園】

途中に入園料を払う場所があり、大人500円、小学生以下無料で入園できました。

公園まではひたすら登っていきますが、道の両側ではつつじが咲き誇り素晴らしい景色です。公園の面積は約7ヘクタールあり、約8,500本のツツジが植えられています。
【笠間つつじ公園 身代わり観音】

展望台前には身代わり観音像があります。身代わり観音は、人々の苦難を代わりに受け、救済するという観音菩薩の姿です。日本全国各地にあり、災難から守ってくれる仏様として信仰されています。
【笠間つつじ公園 展望台からの風景】

展望台は小高い丘陵にあり、周囲に電柱や建物等の人工物が少ない為、満開のつづじが咲くこの景色は素晴らしいの一言。ここのつつじは1967年に始まった「つつじを一株植えよう」という市民運動によってこの景色が誕生したそうです。
【正福寺 絵御朱印】

【正福寺と笹間つつじ公園 近くにある観光スポット】
笠間稲荷神社
【正福寺 笠間つつじ公園アクセス】
管理人の感想
つつじが見られる公園としては関東圏で最も規模が大きく素晴らしい場所だと思います。毎年4月下旬から5月上旬にかけて開花するつつじですが、GWは大変混雑するそうです。公園までの道路は狭い上、笠間稲荷神社からも徒歩で来れる距離ですので、無理に公園の駐車場に止めるよりは笹間観光と合せて散策されると良いと思います。