【鎧神社 概要】
鎧神社(よろいじんじゃ)は、創建は898年-929年。円照寺が創建され、寺の鬼門鎮護のために大久保と東中野の中間に創建されたと思われます。日本武命が東国の平定に向かう際に当地に甲冑六具を収蔵したという伝説があります。江戸時代までは、鎧大明神と呼ばれていたそうですが、947年頃に、平将門が亡くなられた後、その死を悼んで将門の鎧が埋められ「鎧」に関する歴史がある神社です。
ご祭神は日本武命(やまとたけるのみこと)、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)、平将門公(たいらのまさかどこう)を祀っております。
【鎧神社 境内】

鳥居を抜けると正面に拝殿が見えます。雰囲気としては昔ながらのオーソドックスな日本の神社となっており、都会の中ですが、意外にも広々としていて静寂な空間でした。

拝殿前の狛犬は、結構大型で迫力があります。
【鎧神社 拝殿】

現在の拝殿は1945年の東京大空襲によって焼失後、1954(昭和29年)に再建されています。
【鎧神社 境内 天神社】

境内社の天神社は成子天神社の元の神社だった事から元天神と呼ばれています。ご祭神は菅原道真公を祀っております。

この天神社の狛犬は1721年奉納の古い物ですが、庚申塔を兼ねている珍しい物で、新宿区の有形民俗文化財に指定されています。まるで今にも喋りだしそうな雰囲気です。

【鎧神社 境内 稲荷神社・三峯神社】

鎧神社の裏参道にある末社です。この末社の鳥居近くにある石碑には昭和5年に建立された陸軍大将男爵の寄進を示すものがあり、戦前の面影があります。
【鎧神社 御朱印】

【鎧神社 近くにある観光スポット(徒歩30分圏内)】
成子天神社、新宿駅、東京都庁
【鎧神社 アクセス】
管理人の感想
住宅街の中にさりげなくあるけれど、由緒正しい神社です。普段は落ち着いた地元に愛される神社という雰囲気でした。将門の鎧に関しては既に1000年以上前の出来事な為か埋められた場所は定かでは無いようで境内のどこかにあると思うとロマンがありますね。