【神田神社(神田明神)概要】
神田神社(かんだじんじゃ)は、730年創建、創建1300年の節目を迎えるという非常に歴史の長い神社になります。730年、出雲系の氏族が当地に入植し、大己貴命を祖神として祀ったことがこの神社の始まり。935年に平将門の乱で敗死した平将門の首が京都より当地に持ち去られ、当社の近くに葬られました。14世紀後半に疫病が流行した際は平将門の祟りであるとして供養が行われ、彼は相殿神として祀られました。
1874年に明治天皇が行幸した際は、逆臣である平将門が祀られているのはあるまじきことであるとして祭神から外され、代わりに茨城県の大洗磯前神社から少名彦尊が勧請されました。 平将門神霊は境内摂社に移されましたが、戦後の1984年に本社祭神に復帰しました。その為、神田神社(神田明神)の主祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)、少名彦尊、平将門尊となります。
【神田神社(神田明神)境内】
東京にある神社とは思えないくらいとても開かれた場所で、非常に開放的で綺麗な神社になります。境内の中には神田明神ホールや明神会館があり、結婚式の会場としても使われたりしています。
また、インバウンド対応も力が入っておりで海外からの訪問者もかなり多い。神事の施設だけでなく商業施設やイベントホールまで新たに併設され、東京有数の観光拠点となっています。ドラマ『VIVANT』やアニメ『ラブライブ!』の聖地として人気スポットでもあるそうです。
「創建千三百年奉祝の年」を迎えるにあたっての記念事業の一環として国内外の参拝者や観光客に日本の伝統文化を伝えることを目的に建てられた複合施設「神田明神文化交流館 EDOCCO(エドッコ)」は、1階がショップとカフェ。地下、2、3階はホールになっており、旅行者向けのお土産も多数揃っており観光ついでに休憩するのもよい場所ですね。また24時間稼働のお守り自販機もあり神社としては近代的で成功している神社だと思います。
【神田神社(神田明神)景観】
立派な檜作りの赤い隋神門は昭和51年に再建されました。戦国時代には太田道灌公、北条氏綱公など有名な武将に崇敬され、関ヶ原の戦い(1600年)では徳川家康公が戦勝祈願し、天下統一を果たしたそうです。江戸総鎮守神田明神の玄関口に相応しい豪勢な随神門だと思いました。また全体の華やかさのみならず、細部まで巧緻であり、様々な角度や位置から装飾を見て楽しむことができます。
神田明神境内の奥には、正殿を取り囲むようにたくさんの神社があります。中でも江戸神社(須賀神社)は神田明神の三天王一の宮です。江戸最古の地主神社ですね。他にも浦安稲荷神社、金刀比羅神社、大伝馬町八雲神社などがあります。
それ以外にも神田神社御本殿横の『獅子山』に石獅子の夫婦2頭があり、江戸期の数少ない石造物のひとつで千代田区指定有形民俗文化財になっています。
とても立派で清掃も行き届いており内外問わず観光客が多くて明るい雰囲気の神社です。
【神田神社(神田明神)御朱印】
御朱印書置き 300円 (2023)
【神田神社(神田明神)近くにある観光スポット】
湯島天満宮【東京都】【アクセス】
管理人の感想
1300年もの歴史がある神社で、長く人々を見守ってきた神様なのだなと思いました。人は多いですが活気が溢れパワーを感じる神社ですね。浅草寺ほど混雑していので、海外の観光客におすすめできる場所だと思います。