【大宮八幡宮の概要と歴史】
東京都杉並区大宮に鎮座する「大宮八幡宮」。源頼義が奥州平定の途上に創建したと伝わる、武蔵国三大宮の一つに数えられる歴史ある古社です。「東京のへそ(重心)」とも称される地理的中心に近く、広大な境内は古代からの祭祀跡としても知られています。善福寺川の豊かな自然に抱かれた境内は「多摩の御大将」と呼ばれるにふさわしい厳かさと美しさをたたえており、子育て・安産・厄除けの信仰の中心として全国から多くの参拝者が訪れます。
【歴史と由来】源頼義公が創建し「東京のへそ」と称される杉並の神社
大宮八幡宮(おおみや はちまんぐう)は、1063年(康平6年)に源頼義によって創建された歴史ある古社です。前九年の役の際、頼義がこの地で八条の白雲(めでたい雲)がたなびくのを見て、その姿が「源氏の白旗」がひるがえる様に見えたことから「八幡大神の御守護のしるし」と大いに喜び、軍の勝利を確信しました。その後、乱を平定した頼義は約束通りこの地に社殿を建立し、京都の石清水八幡宮から御分霊を勧請して大宮八幡宮を創建したのが始まりとされています。
この「八条の白雲」の伝説により、大宮八幡宮は勝利・厄除け・開運の守護神として深い信仰を集めてきました。また、東京都のほぼ中央(地理的重心)に位置することから「東京のへそ」と称され、パワーあふれる中心地として知られています。古くから武蔵国三大宮の一つ「多摩の大宮」あるいは「武蔵国八幡一之宮」として名高く、格式の高い神社として崇敬されてきました。
約1万5,000坪におよぶ広大な境内は、都内有数の広さを誇る「大宮八幡の森」に包まれており、四季折々の豊かな自然と厳かな空気が漂います。主祭神である応神天皇とその父母神(仲哀天皇・神功皇后)をお祀りしていることから、「子育・安産」のパワースポットとしても大変有名です。境内には縁結びや夫婦円満の象徴とされる「夫婦銀杏(めおといちょう)」や、静寂な神域が広がる「神門」など見どころも多く、都心の喧騒を離れて心安らぐ参拝ができる東京屈指の聖地です。
【ご祭神とご利益】応神天皇らが授ける安産・子育・厄除けのご神徳
ご祭神は、品陀和気命(ほむだわけのみこと)=応神天皇を祀っております。
- 子育・安産祈願:応神天皇とその父母神をお祀りしていることから、「子育・安産」の祈願では都内屈指の知名度とご利益を誇ります。戌の日の安産祈願や初宮参り、七五三などで多くの参拝客が訪れます。
- 勝運向上・必勝祈願:創始者である源頼義が「八条の白雲」を見て勝利を確信・成就した故事により、スポーツの試合や受験、ビジネスにおける勝利・願望成就のご利益が大変高いとされています。
- 厄除け・方位除け(「東京のへそ」のパワー):東京都の地理的中心(へそ)に鎮座することから、都心の邪気を祓い、心身のバランスを整えて運気を高める「開運厄除」のご利益があります。
- 復縁・縁結び・夫婦円満:境内には2本の幹が途中で寄り添うように立ち立つ「夫婦銀杏(めおといちょう)」があり、夫婦円満や復縁、良縁結びのパワースポットとしても有名です。
【大宮八幡宮の見どころ&参拝ルート】
【参道と神門】緑豊かな正参道・北参道と荘厳な佇まいの神門
江戸時代の境内は6万坪あり、その広大さから「大宮」と名付けられたと思われます。

都内で3番目に広い古社であり、参道はその面影を感じさせる森の中のような景色が広がっており、正参道は約250m程の石畳の道が続きます。ただ、この参道は駐車場も兼ねておいる為、綺麗な参道を見たいなら早朝が良いと思います。

参道の木々のトンネルを抜けると、神門が見えてきます。

神紋は、笹竜胆(ささりんどう)。源頼義が創建に関わった歴史から、源氏にゆかりのあるこの紋が用いられています。拝殿や神門の扉などにありました。

北参道は和田堀公園方面からの参道にあります。

正参道より短いですが、灯篭が良い雰囲気を作っています。こちらも気持ちいが良い参道ですね。
【社殿】武蔵国の霊場として深い信仰を集める重厚な本殿・拝殿

現在の社殿は1063年の創建から900年を記念し、1965年(昭和40年)に再建されたものです。
【境内摂末社】大宮稲荷神社・若宮八幡神社・大宮天満宮などのお社群

大宮稲荷神社は大宮八幡宮と姉妹友好神社の宮城県・竹駒神社が合祀されたそうです。

千本鳥居が鮮やかですね。

若宮八幡神社には、応神天皇の御子神の仁徳天皇がお祀りされています。

大宮天満宮は、学問の神様である菅原道真公がお祀りされています。
【多摩清水社と幸福撫でがえる石】御神水が湧く多摩清水社と縁起の良い撫でがえる石

参道近くの竹林の横に、多摩清水社(たましみずのやしろ) があります。

「延命長寿・厄除け開運の泉」とされており、龍口から御神水をいただくことができます。

境内の結婚式場「清涼殿」の入り口近くにカエルに似た巨石があります。撫でると幸せが返ってくるらしいです。

蛙に見えなくも無いか・・・。
【大宮八幡宮 御朱印】

【大宮八幡宮の現地参拝レポート&評価】
大宮八幡宮 現地レビュー・評価スコア
| 評価項目 | スコア | 特徴・ワンポイント |
|---|---|---|
| アクセス | (5.0) | 京王井の頭線「西永福駅」または「永福町駅」から徒歩約7〜10分と非常にアクセスしやすい |
| 歴史・由緒 | (4.0) | 源頼義・源義家ゆかりの古社であり、武蔵国三大宮の一つとして「多摩の御大将」と称される |
| 自然・景観 | (4.0) | 善福寺川と和田堀公園に囲まれた、豊かな緑と清らかな湧水に恵まれた神聖な景観 |
| 規模 | (4.0) | 約3万坪の広大な敷地を有し、荘厳な社殿や多数の境内社、立派な神門や神池が広がる |
| 御朱印種類 | (4.0) | 伝統的な通常御朱印のほか、祭事に応じた特別印や丁寧な墨書が授与される |
| 静けさ | (3.0) | 休日の参拝やイベント時には賑わうが、広大な境内の森に入ると穏やかな静寂に包まれる |
現地レポ|実際に訪れた感想
源頼義氏は当時は知らなかったかもしれませんが、後に境内周辺からは弥生時代の祭祀遺跡が発掘されており、古代からの聖地であったから偶然では無かったのかもしれません。境内には多くの末社の他、茶室、御神水、竹林、弓道場、大宮遺跡など、たくさんの見どころがある神社だと思います。また、春は桜・秋は紅葉と季節に合わせて美しく保てる神社は地元の方から大切にされていると感じました。
【あわせて巡りたい周辺観光スポット】
妙法寺、馬橋稲荷神社、阿佐ヶ谷神明宮、大田黒公園、井草八幡宮
Kanataの神社・お寺めぐりナビ 

