代々木八幡宮【東京都】

【代々木八幡宮 概要】

代々木八幡宮(よよぎはちまんぐう )は1212年(建暦2年)創建。鎌倉時代の武将である荒井外記智明が、夢の中に八幡大神(応神天皇)が現れ、一本の宝鏡を授ける神託を与えました。 宗祐が夢で告げられた場所(現在の境内)を探すと、実際に古い宝鏡が見つかりました。この奇跡に深く感動し、鎌倉の鶴岡八幡宮から神霊をこの地に迎えて小さな祠を建てたことが始まりとされています。

DSC 2626 2 160x160 - 代々木八幡宮【東京都】 鶴岡八幡宮【神奈川県】

江戸時代の1671年〜1672年頃、周辺の区画整理などに伴い、別当寺であった「福泉寺」とともに、より清らかで大地のエネルギーが強い現在の小高い丘の上(標高約32mの地)へと一緒に遷座しています。神社が現在の場所に移転したあと、最初の創建地は神社の古い跡地であることから「元八幡(もとはちまん)」と呼ばれるようになり、これが現在の「元代々木町」という地名の由来にもなっています。

ご祭神は、八幡大神(はちまんおおかみ)=応神天皇(おうじんてんのう)を祀っております。

【荒井外記智明?】

荒井外記智明(あらいげき ともあき)は、鎌倉幕府の第二代将軍である源頼家の側近、近藤三郎是茂(こんどうさぶろうこれもち)に仕えていた家来で源頼家が伊豆の修禅寺で暗殺され主家が衰退すると、主君らの冥福を祈るために出家しました。名を「宗祐(そうゆう)」と改め、当時は「代々木野」と呼ばれていた武蔵国の荒野(現在の代々木周辺)に隠れ住みました。歴史の表舞台に大きく名が残る大名ではありませんが、戦乱の世において「亡き主君への忠義」を貫き、一生をかけて祈りを捧げた人物。

【代々木八幡宮 参道】

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山手通りに面した入口には、立派な石造りの「一の鳥居」が構えています。ここから28段の急な石段を上ることで、都会の喧騒を文字通り足元に残し、神聖な「鎮守の森」へと足を踏み入れることになります。

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石段を上りきると、道は直線ではなく、わずかに右へ湾曲しながら上る緩やかな坂道(石畳)になります。このカーブは、視界を少しずつ変えることで参拝者の心を落ち着かせる効果があり、両脇に生い茂る太古からの樹木がトンネルのように日差しを遮ってくれます。

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少し進むと目の前に「二の鳥居」が現れ、道が直角に曲がります。

【代々木八幡宮 社殿】

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参拝時はちょうど6月でしたので茅の輪(ちのわ)がありました。

多くの神社で6月(夏越の祓)と12月(年越の祓)の中旬〜末頃に設置される伝統的な神事の道具で茅(ちがや)という植物で編まれており、くぐることで半年の間に知らず知らずのうちに身についた罪や穢れ(けがれ)を祓い、無病息災を祈る意味があります。

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現在の主要な社殿は、明治時代(1872年〜1900年)に建立されたものです。都会の真ん中にありながら、大正・昭和の戦災(東京大空襲など)を奇跡的に免れたため、当時の木造建築がそのまま現代に残されています。現在は渋谷区の有形文化財に指定されています。

【代々木八幡宮 末社 三社合祀】

「榛名社・天神社・稲荷社(はるなしゃ・てんじんしゃ・いなりしゃ)」は、3つの神社がひとつの御社(おやしろ)にまとめられた、歴史深い境内末社です。稲荷社と天神社は明治33年(1900年)の神社合併政策の際、参宮橋駅の西側にあった「掘出し稲荷」や、文化学園の西側にあった「銀杏天神社」と共にこの地へ合祀されました。

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榛名社は、かつてこの地域の農民たちの間では、深刻な日照りが続いた際に群馬県の榛名山まで行って雨乞い祈願をする風習がありました。各村や家々で祀られていたその「榛名社」が、地域の氏神様である代々木八幡宮の境内に移されたと伝えられています。

【代々木八幡宮 末社 出世稲荷】

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本殿の右奥へと進むと、緑の木々の中に鮮やかな朱色の鳥居がいくつも連なる幻想的な参道が現れます。もともとは代々木周辺の地域に点在していたいくつかの稲荷社が、戦後の区画整理などに伴って代々木八幡宮の境内に合祀(まとめてお祀り)されたものです。

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富士登拝の碑(ふじとはいのひ)」という大きな石碑がある為、富士塚なのかな?と思いましたが違うようです。この溶岩の囲いは、戦後に別の場所からお稲荷さんを境内に移して綺麗に整備した際、一緒に造られた演出的な遺構と思われます。

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江戸時代にはすぐ近くの別の場所に「代々木富士」と呼ばれる本物の巨大な富士塚が存在していましたが、大正時代から昭和初期にかけての都市開発や道路拡張によって、完全に取り壊されて消失してしまいました。石碑の周りを囲んでいるゴツゴツした黒い岩は、取り壊された代々木富士から移された本物の富士山の溶岩であり、その際に碑も移設されたそうです。

【代々木八幡宮 ご神木】

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社殿に向かって左側、社務所へと続く渡り廊下の手前にそびえ立つのが、最も有名な御神木夫婦クスノキです。正確な樹齢は不明ですが、数百年以上の歴史を持つと言われており、見上げるほどの圧倒的な存在感があります。

【代々木八幡遺跡(竪穴式住居)】

二の鳥居を過ぎて参道を進むと、左側の開けた場所に縄文時代の復元住居が現れます。

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1950年(昭和25年)当時の先代宮司が、境内の掃除中に土器の破片を度々見つけたことから始まりました。調査の結果、関東ローム層を浅く掘りくぼめた2軒の住居跡と柱の穴、そして大量の土器・石器が完全な形に近い状態で掘り起こされました。発掘調査で実際に住居跡が見つかった「その場」に、当時の構造を推定して忠実に復元されています。

【代々木八幡宮 御朱印】

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【代々木八幡宮 近くにある観光スポット(徒歩30分圏内)】

明治神宮、東郷神社、北谷稲荷神社

【代々木八幡宮 アクセス】

管理人の感想

賑やかな都心にいながら、まるで遠くの深い森へ旅に来たかのような錯覚を覚える。代々木八幡宮は、そんな不思議な魅力に満ちた神社でした。鳥居をくぐり石段を上っていくと、周囲の車の音がだんだんと消え、代わりにクスノキの爽やかな香りと心地よい風が通り抜けていきます。都心の利便性と豊かな自然が同居するこの場所は、リラックスできる貴重な場所だと思いました。 

規模
 (3.5)
アクセス
 (4.5)
歴史・由緒
 (3)
自然・景観
 (4)
静けさ
 (4)
御朱印種類
 (3)


代々木八幡宮の住所

〒151-0053 東京都渋谷区代々木5丁目1−1

※無料駐車場あり

小田急線「代々木八幡駅」より徒歩5分程度


代々木八幡宮の公式ホームページ

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