スマートフォンやパソコンで目を酷使する現代人にぴったりの、少しユニークなテーマを持った東京散歩コースをご紹介します。それは、新宿区(西早稲田)の「諏訪神社」を出発し、神楽坂を抜けて市ヶ谷の「茶ノ木稲荷神社(市谷亀岡八幡宮内)」でゴールするルートです。

実はこのスタート地点とゴール地点は、どちらも「眼病平癒(目の病気を治す・目を守る)」のご利益で広く知られています。散歩コースの全体像(早稲田〜神楽坂〜市ヶ谷)となります。

都心の喧騒や混雑を離れ、自然豊かな静かな環境で歴史と向き合う。そんな大人のための癒しと開運のウォーキングルートの各スポットをまとめました。詳細な参拝レポートは、それぞれのリンク先記事をご覧ください。
1.新宿 諏訪神社と玄国寺【東京都】
〜霊水で目を洗った伝説が残る、静寂のスタート地点〜
新宿副都心の近くにありながら、驚くほど静かで緑豊かな境内を持つ諏訪神社。ここは古くから眼病平癒のご利益で知られ、明治天皇も目を患った際にこちらの霊水を用いられたという由緒ある神社です。

現在は手水舎として整備されていますが、その澄んだ水は、目を酷使する現代人の心をも清めてくれるような清々しさに満ちています。まずはこの霊水で手を清め、清らかな気持ちで「目の健康」を祈願しましょう。参拝の折には、ぜひ「目のお守り」をチェックしてみてください。目の健康や病気平癒を願う方のために用意されたこのお守りは、日々の生活の中でそっと寄り添い、視覚を守ってくれるような安心感を与えてくれます。

隣の玄国寺は観光地化がされていない分、お寺本来の持つ「静謐な祈りの場」としての空気感が色濃く残っているのが最大の魅力です。合わせて参拝すると良いでしょう。
2.放生寺(ほうしょうじ)【東京都】
〜「一陽来復」で知られる、穴八幡宮のお隣の古刹〜
諏訪神社から早稲田方面へ歩を進めると見えてくるのが放生寺です。お隣の穴八幡宮と非常に縁が深く、神仏習合の歴史を色濃く残しています。石段を上がり本堂へと続く道筋に、江戸時代から続く伝統の重みが漂っています。

豪華な彫刻や庭園があるわけではありませんが、都会の喧騒がふっと遠のく不思議な静けさに包まれています。
3.穴八幡宮【東京都】
〜冬の風物詩「一陽来復御守」で金運を引き寄せる〜
放生寺と隣接する穴八幡宮は、金運アップ・商売繁盛のパワースポットとして都内屈指の知名度を誇ります。特に冬至から節分にかけて頒布される「一陽来復(いちようらいふく)」のお守りは大人気。また、穴八幡宮の境内には、歴史の重みを感じさせる立派な木々が数多く残されていますが、特に注目したいのが拝殿へと続く参道や境内にそびえる大きな樹木です。

都会の真ん中にありながら、この場所だけが深い森のような静寂に包まれているのは、これら御神木が放つ清らかな空気のおかげかもしれません。見上げるほどに高く枝を広げた姿は、江戸時代から続くこの地の歴史をすべて見守ってきたような包容力があります。
4.法輪寺【東京都】
〜SNSでも話題!華やかな花手水と御朱印のお寺〜
早稲田駅のすぐ近くにある法輪寺は、日蓮宗の美しいお寺です。近年は境内に美しく飾られた「花手水」や、月替わりの非常に芸術的な御朱印が話題となり、多くの人が訪れます。

散歩の途中に、彩り豊かな花々に目を休ませるのにぴったりのスポットです。
5.赤城神社【東京都】
〜世界的建築家が手がけた、神楽坂のモダンな総鎮守〜
早稲田から神楽坂エリアへ。赤城神社は、建築家・隈研吾氏の監修によってガラス張りのモダンな社殿に生まれ変わった、他に類を見ない神社です。境内にはおしゃれなカフェも併設されており、伝統と現代が融合した洗練された空気を楽しめます。

この参道は「神社に来た」という緊張感よりも、「美しい庭園に迷い込んだ」ような軽やかさを感じさせてくれます。視界を遮る古い建物が少ないため、空が広く感じられ開放感があります。モダンな空間を歩きながら、神楽坂の新しい歴史を感じてみてください。
6.梅花亭 神楽坂本店(和菓子休憩)
〜老舗の和菓子で、歩き疲れた体に優しい甘さを〜

神楽坂の石畳を歩きながら、和菓子の名店「梅花亭」で少し休憩しましょう。

昭和10年創業のこちらのお店では、見た目も美しく上品な甘さの和菓子が揃っています。
7.筑土八幡神社【東京都】
〜江戸時代から神楽坂を見守る、北斗七星の結界の一つ〜
神楽坂の賑わいから少し路地を入った高台にある筑土八幡神社。ここは江戸時代のまま残る古い石鳥居があり、静かで厳かな空気が漂います。将門公にまつわる「江戸の北斗七星」の都市伝説にも登場する、歴史ミステリー好きにはたまらないスポットです。

8.市谷の杜 本と活字館【東京都】
〜活版印刷の歴史と「文字」の美しさに触れるミュージアム〜
市ヶ谷方面へ下っていくと現れる、大日本印刷(DNP)が運営する文化施設です。昭和初期の洋館を復元したレトロな建物の中で、活版印刷の歴史や技術を見学できます。「活字」という視覚文化の歴史を学ぶ体験は、今回の「目」をテーマにした散歩のアクセントとして最適です。

9.市谷亀岡八幡宮 & 茶ノ木稲荷神社【東京都】
〜ペット祈願と「眼病平癒」の霊狐にゴールを報告〜
コースの終着点は、市ヶ谷駅近くの市谷亀岡八幡宮です。ここは全国でも珍しい「ペットの祈祷」をしてくれる神社として有名です。

そして、その境内へ続く石段の途中にあるのが「茶ノ木稲荷神社」です。白狐の伝説が残り、諏訪神社と同様に「眼病平癒」の強力なご利益があるとして信仰を集めています。スタートで目を労り、ゴールで再び目の健康を祈願して、この特別な散歩コースは完結します。
管理人のおすすめポイント
西早稲田から神楽坂、そして市ヶ谷へと抜けるこのルートは、江戸の歴史、近代の文化、そして神仏への祈りがグラデーションのように変化していく、非常に歩きごたえのあるコースです。距離にして約4〜5kmほど。途中の神楽坂で美味しいランチや甘味を挟みながら、ご自身のペースでゆっくりと「目の癒しと歴史探訪」を楽しんでみてください。
【御朱印・絶景】日本の神社仏閣めぐり – JAPAN SHRINE GUIDE 



