【市谷亀岡八幡宮の概要と歴史】
東京都新宿区市谷八幡町に鎮座する「市谷亀岡八幡宮」。江戸城を築いた太田道灌が城の西方の守護神として鎌倉の鶴岡八幡宮を勧請して創建したと伝えられる由緒ある古社です。「市谷の八幡様」として古くから親しまれており、江戸時代には茶店や的場などで大いに賑わいました。また、近年ではペットと一緒に参拝できる神社としても全国的に知られており、都心にありながら豊かな歴史と温かな雰囲気をあわせ持つ魅力的な神社です。
【歴史と由来】太田道灌が江戸城築城の際に鎌倉の鶴岡八幡宮を勧請したと伝わる新宿区の古社
市谷亀岡八幡宮(いちがやかめがおかはちまんぐう)は、1479年(文明11年)創建。太田道灌が江戸城築城の際に西方の守護神として鎌倉の鶴岡八幡宮の分霊を祀ったのが始まりとされています。その際、分霊先の「鶴岡」に対して亀岡八幡宮としました。当時は市谷御門の中(現在の千代田区内)にあったそうですが、江戸時代に入り1636年頃(寛永13年頃)に江戸城の外堀が出来たのを機に現在の市谷に移転してきました。江戸時代の最盛期には、境内に茶屋や芝居小屋なども並び、かなり華やかな場所だったそうです。
【ご祭神とご利益】誉田別命・息長帯比売命・玉依比売命が授ける勝運・厄除け・開運招福のご神徳
ご祭神は誉田別命(ほんだわけのみこと)=応神天皇、気長足姫尊(おきながたらしひめのみこと)、與登比売神(よとひめのかみ)を祀っております。
- 国家安泰・平和成就、西方守護:太田道灌が江戸城守護のために創建し、江戸時代には徳川将軍家からも厚く信仰された歴史から、平和や家内安全、人生の様々な災いから身を守る「破魔・厄除け守護」に強いご利益があるとされています。
- 学問成就・商売的中:八幡様の御神徳や歴史的な背景から、学問の研究向上や、ビジネスにおいて時流を読み計画を的中させる(商売繁昌)ご利益があるといわれています。
- ペットの健康長寿・安全(ペット祈願の聖地):現代において特に有名なのが「ペットの御祈祷」です。犬や猫だけでなく様々なペットと一緒に参拝でき、ペットの七五三や初詣、健康長寿のご祈祷を執り行っている全国的にも希少な神社として知られています。
【市谷亀岡八幡宮の見どころ&参拝ルート】
【参道と銅鳥居】都会の中にありながら歴史を感じさせる落ち着いた参道と都指定有形文化財の重厚な銅鳥居

旧日本軍の最高統帥機関「大本営」の陸軍部が置かれていたところの東側に位置しており、現在は、下に小さな児童公園があり、その脇を登っていきます。

社殿へと続く階段の途中に立派な銅鳥居が建っています。

1804年(文化元年)に造立され、現在は新宿区指定有形文化財(建造物)に指定されています。
【社殿】高台の境内の中核をなし江戸の名所としても知られた荘厳な社殿

階段を登りきると社殿が見えてきます。境内は比較的広く開放的です。

空襲によって社殿は全焼しており、現在の社殿は1962年(昭和37年)に再建された物です。
【茶ノ木稲荷神社】眼病平癒のご利益などで古くから江戸市中で深い信仰を集めてきた有名な境内摂社
亀岡八幡宮の手前の階段の途中にあり、境内は狭いものの立派な社殿がある稲荷神社。

平安時代の前期に弘法大師・空海が関東へ下向した際に初めて御鎮祭を行って開山したのが「茶ノ木稲荷神社」といわれており、亀岡八幡宮が移転前から存在した市ヶ谷の地主神とされています。
御祭神は、稲荷大神(いなりおおかみ)を祀られております。
【金刀比羅宮と出世稲荷神社】商売繁盛や開運招福の信仰を集める金刀比羅宮と出世稲荷神社の摂末社群

こちらも亀岡八幡宮の手前の階段の途中にあり、茶ノ木稲荷神社の上にあります。建立時期は不明ですが、香川県琴平町の象頭山に鎮座する金刀比羅宮の御分霊を祀っています。
御祭神は大物主神(おおものぬしのかみ)、崇徳天皇、大黒天を祀られております。

市谷亀岡八幡宮の境内の一角にもう一つの稲荷神社があります。1719年(享保四年)に創建された神社で、元々は市ヶ谷の大通りにあったものを移転してきたそうです。
御祭神は宇迦之御魂命を祀られております。
【市谷亀岡八幡宮 御朱印】

【市谷亀岡八幡宮の現地参拝レポート&独自評価】
市谷亀岡八幡宮 現地レビュー・評価スコア
| 評価項目 | スコア | 特徴・ワンポイント |
|---|---|---|
| アクセス | (5.0) | JR・地下鉄各線の「市ケ谷駅」から徒歩約2〜3分と抜群のアクセスの良さを誇る |
| 静けさ | (4.0) | 都心の駅近でありながら、高台の境内は比較的静かで落ち着いた空気が流れている |
| 御朱印種類 | (4.0) | 通常の御朱印に加え、季節の限定御朱印やペット祈願に関する授与品も充実している |
| 歴史・由緒 | (4.0) | 文明11年(1479年)に太田道灌が江戸城西方の守護として鎌倉の鶴岡八幡宮を勧請して創建 |
| 自然・景観 | (3.5) | 外堀通りに面した高台に位置し、緑に囲まれた社殿や歴史を感じさせる景観が広がる |
| 規模 | (3.5) | 本殿や拝殿のほか、複数の境内社がコンパクトかつ整然とまとまった敷地 |
現地レポ|実際に訪れた感想
都心な上、防衛省に隣接した場所の割に境内が広く、茶の木稲荷、出世稲荷、金刀比羅宮、銅鳥居など見どころが多いです。恐らく金刀比羅宮がある事から犬と参拝できるようになっており、ペット用のお守りなどもあるようでした。下の外堀通の騒々しさからかけ離れた静けさがあり、歴史を感じられる雰囲気がある神社でした。
【あわせて巡りたい周辺観光スポット】
市谷の杜 本と活字館、筑土八幡神社、市谷亀岡八幡宮、東京大神宮、靖國神社
散策ルートなどは以下にまとめましたので、ご参考になればと思います。
【基本情報・アクセス】
【電車・車でのアクセスと駐車場】
※無料駐車場あり(6台程度駐車可能)
【住所・公式ホームページ】
〒162-0844 東京都新宿区市谷八幡町15
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