【蒲生八幡神社の概要と歴史】
鹿児島県姶良市蒲生町上久徳に鎮座する蒲生八幡神社。境内最大の最大の見どころは、国の特別天然記念物に指定されている「蒲生のクス(大クス)」です。武家屋敷の面影が残る蒲生地区のランドマークであり、生命力にあふれた九州屈指のパワースポットとして全国から参拝者が訪れます。
【歴史と由来】平安末期の創建と伝わり姶良の地を見守る格式高い古社
蒲生八幡神社(かもうはちまんじんじゃ)は、鹿児島県姶良市蒲生町に鎮座する古社です。平安時代の西暦1123年(保安4年)に創建されました。藤原師男の男子で蒲生氏の初代当主となった蒲生舜清(かもうちかきよ)が、城郭(蒲生城)を築いてこの地を治めるにあたり、母方の実家であった豊前国(大分県)の宇佐八幡宮より御分霊を勧請して創祀したのが始まりとされています。
戦国時代には、一帯を治める蒲生氏と島津氏との間で激しい抗争が繰り広げられました。弘治3年(西暦1557年)、蒲生氏は島津氏に敗れてこの地を去り、社殿や武家屋敷も一時荒廃いたしました。しかしその後、薩摩藩主となった島津義弘公をはじめとする島津一族によって社殿が再建・寄進され、薩摩藩の手厚い庇護のもとで地域総鎮守として再び大いに栄えました。
境内には日本一の巨樹として国指定特別天然記念物に指定されている樹齢約1,500年の大楠(蒲生の大楠)がそびえており、古来より神木として神社とともに大切に守り受け継がれています。
【ご祭神とご利益】応神天皇らが授ける開運招福・無病息災・家内安全のご神徳
ご祭神は、応神天皇(おうじんてんのう)、神功皇后(じんぐうこうごう)、玉依姫命(たまよりひめのみこと)を祀っております。
- 勝運向上・武運長久・目標達成:源氏や武士の守護神である八幡大神の強力な御神徳により、勝負事の勝利、目標達成、ビジネスでの成功をご利益として授かります。
- 無病息災・延命長寿:境内にそびえる日本一の巨樹「蒲生の大楠」の生命力と結びつき、健康長寿や病気平癒の祈願で全国から高い信仰を集めています。
- 家内安全・子孫繁栄・安産祈願:母神である神功皇后をお祀りする由緒から、子宝や安産、家庭の平和と子孫繁栄を守護するご利益があるとされています。
【蒲生八幡神社の見どころ&参拝ルート】
【清らかな境内】豊かな緑に囲まれ静寂と凛とした空気が漂う境内

境内は広くはありませんが、綺麗に整備されております。歴史的にも大きな楠の木を中心に神社が造られたと思われます。

現在の社殿は1985年(昭和60年)に台風13号の被害により大破した為、その後再建されたものだそうです。他、この神社には116面の銅鏡が所蔵されており、鹿児島県下で最も多くの銅鏡を所蔵する神社となっているようです。その中に鎌倉時代の銅鏡があり国の重要文化財となっております。
【蒲生の大クス】樹齢約1500年を誇る圧倒的な生命力の日本一の巨樹

蒲生八幡神社の境内にあり、神社本殿より存在感があります。この木は、環境庁が昭和63年に実施した巨樹・巨木林調査で樹齢1600年と正真正銘日本一の巨木と認定されました。現在は、国指定の特別天然記念物となります。

1600年前となると古墳時代から生きてい事になりますね。これまで多くの巨木を見てきましたが、これだけ元気な状態の巨木は珍しいと思います。

根回りは33メートルあり日本一とのことで有名な縄文杉でさえ根回り16メートルなので、倍以上の大きさです。日本の巨木には楠木が多く、上位10本のうち9本が楠になるそうです。
西日本には愛媛県の大山祇神社の楠など立派な楠が数多くありますね。
【境内の看板猫】参拝者を温かく出迎えてくれる可愛らしい看板猫

神社には「ハチ」という名前の人懐っこい猫が飼われており、本殿で昼寝をしています。駐車場へ入るときや、出るときに周囲をよく確認しましょう。
【蒲生八幡神社 御朱印】

【蒲生八幡神社の現地参拝レポート&評価】
蒲生八幡神社 現地レビュー・評価スコア
| 評価項目 | スコア | 特徴・ワンポイント |
|---|---|---|
| 自然・景観 | (5.0) | 幹回り日本一を誇る国指定特別天然記念物「蒲生の大クス(樹齢約1,500年)」が圧巻の自然美を描く |
| 静けさ | (4.0) | 武家屋敷の面影を残す静かな街並みに包まれ、境内に一歩足を踏み入れると清廉な静寂が漂う |
| 歴史・由緒 | (4.0) | 保安2年(1121年)創建。蒲生氏や島津氏からの信仰が篤く、武家社会の歴史を伝える由緒ある古社 |
| 規模 | (3.5) | 立派な社殿、大クスを取り巻く展望スペースや木道、太鼓橋などが綺麗に整備された境内 |
| 御朱印種類 | (3.0) | 蒲生八幡神社の通常御朱印のほか、大クスをモチーフにした重厚で美しい授与品・御朱印帳が用意されている |
| アクセス | (1.0) | 鉄道駅(JR帖佐駅等)から距離があり、路線バスか自家用車・レンタカーでのアプローチが必須 |
現地レポ|実際に訪れた感想
推定樹齢1600年の楠はすごい幹の太さでした。今まで見た中で一番だと思います。ここにはご神木と共に優しい時間が流れており、心が落ち着く場所だと思います。周辺の蒲生は日本遺産に認定されている観光都市なので時間ある人は観光センターへ行き、他の施設を散策するのがお薦めです、観光スポットとしてあまり知れていないためか穴場だと思いました。
【あわせて巡りたい周辺観光スポット】
照國神社、鹿児島神宮、有村溶岩展望所
Kanataの神社・お寺めぐりナビ

