藏前神社【東京都】

【藏前神社 概要】

藏前神社(くらまえじんじゃ)は、1693年(元禄6年)に創建。徳川綱吉公が石清水八幡宮を勧請したのが始まりとされています。かつて社名は勧請元と同じ「石清水八幡宮」でしたが、1951年(昭和26年)に「藏前神社」へと改称しています。
蔵前は、江戸時代に幕府の米蔵(御米蔵)があったことに由来する地名で、隅田川沿いに位置し、年貢米や買上米を保管していました。相撲との関わりも深く、相撲勧進帳発祥の地でもあります。江戸時代には境内で勧進相撲が行われ、大相撲の聖地とも言える場所でした。江戸城鬼門除の守護神ならびに将軍家祈願所の一社として尊崇されていたようです。所説ありますが、徳川家、天海が張り巡らした関東江戸結界の重要なポイント(江戸の北極星)になっています。

ご祭神は誉田別尊(ほんだわけのみこと)=応神天皇を祀っております。

【江戸の北極星?】

江戸の都市計画において、北極星、北斗七星の力が重用されており、鬼門に神社仏閣を建立するだけでなく、神社仏閣が北斗七星状になるように配置・計画された説があります。

※平将門の北斗七星とはまた別の物となります。

【藏前神社 社殿】

住宅地に静かに佇む神社で、けして大きな境内ではないですが、とても品のある神社です。

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本殿は神明造り。関東大震災や戦災で何度か焼失していますがその度に再建されています。

【藏前神社 元犬】

落語の演目の1つ『元犬』ゆかりの神社であり、鳥居近くに元犬の像があります。

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物語の内容としては、白い犬が人間に生まれ変わりたいと願って、お百度参りをし、ついに人間に生まれ変わるという物語です。しかし、人間になった後も犬の習性が抜けず、様々な騒動を引き起こす様子がおかしく描かれています。

【藏前神社 境内 福徳稲荷神社】

拝殿の奥にある稲荷神社。別の入口には立派な鳥居がありました。

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ご祭神は倉稲息命(うかのみたまのみこと)を祀っております。

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【蔵前神社 蔵前桜とミモザ】

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この神社には、2月下旬ごろから、境内に美しく咲くミモザの大木と蔵前桜があることで知られています。桜は一見、河津桜のようにも見えますが、正確な種類は不明で「蔵前桜」と呼ばれています。

【藏前神社 御朱印】

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社務所は閉まっていますが、チャイムを鳴らすと宮司様が出て来てくださり御朱印もいただけます。

【蔵前神社 神社猫 ポン太】

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窓際で参拝者を眺めている猫がいました。宮司さんに聞くと、元々は野良猫らしく保護したそうです。神社に猫が日向ぼっこしていると日本の平和を感じますね。

【藏前神社 近くにある観光スポット(徒歩30分圏内)】

浅草寺、鳥越神社、總本宮第六天 榊神社

【藏前神社 アクセス】

管理人の感想

歴史など下調べをして参拝すると、小さいながらも見どころが多い神社だと思いました。両方の花が咲くシーズンは混み合うそうなので、静かに参拝したい方は時期には注意したい。個人的にはポン太君に会いに再度参拝したいと思います。

敷地/施設規模
 (2.5)
自然の豊かさ
 (3)
アクセスのしやすさ
 (5)
観光客の多さ
 (2)


藏前神社

〒111-0051 東京都台東区蔵前3丁目14−11 蔵前神社

※駐車場はありません。

都営浅草線蔵前駅A4出口徒歩1分程度

都営大江戸線蔵前駅A6出口徒歩1分程度

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