【常陸國總社宮 概要】
常陸國總社宮(ひたちのくにそうしゃぐう)は、729年〜749年(天平年間)に創建。社伝(神社の言い伝え)では聖武天皇の命により、国家の鎮護として天神地祇(てんじんちぎ)の六柱を合祀したのが始まりと伝えられています。 境内には日本武尊の腰掛石があり、神社が建立されるずっと前から「神が宿る石」として崇められていました。この石があったからこそ、聖武天皇の時代にこの場所に総社が造営されたとも言われています。
ご祭神は、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)、瓊々杵尊(ににぎのみこと)、大国主尊(おおくにぬしのみこと)、大宮比売尊(おおみやひめのみこと)、布留大神(ふるのおおかみ)の六柱の神々(六所明神)を祀っております。
【常陸國總社宮 参道】
参道は旧参道、表参道、本殿側に出る参道の3つあると思われます。写真は本殿側に出る参道ですが、気持が良い参道で自然にこちらを歩てしまいました。

「石岡城(府中城)」の跡地の一部や、かつての常陸国府の重要な区画に隣接していたと考えられ、当時の敷地の制約に合わせて造営された名残と思われます。
【常陸國總社宮 手水舎】

門の手前で身を清める場所も、この折れ曲がった動線の中に配置されています。近年から常陸國總社宮では季節ごとに趣向を凝らした花手水が行われており、参拝者の目を楽しませていました。
【常陸國總社宮 奉納相撲の土俵】

随神門のすぐ脇には土俵があり、現在も例大祭(石岡のおまつり)の際には奉納相撲が行われます。
【常陸國總社宮 随神門】

1627年(寛永4年)頃に再建された、境内最古の建造物の一つで、現代の神社では珍しい茅葺(かやぶき)屋根となっており、独特の趣と風格を感じさせます。かつて奉納相撲が盛んだった名残として、天井には江戸時代の相撲番付が貼り付けられています。
【常陸國總社宮 境内】

随神門をくぐってから右に90度曲がった先に社殿が構えられています。参拝者は門をくぐった瞬間に正面に社殿が見えるのではなく、一歩進んでから全貌が現れるという、空間構成になっていました。
【常陸國總社宮 御神木】
御神木の樹齢は、およそ600年と推定されています。幹が太く、枝葉が大きく広がっており、一年中青々とした葉を蓄えている常緑樹です。その生命力の強さから、延命長寿や無病息災の象徴として崇められています。

この木があることで、境内全体が深い森の中にいるような、厳かで清浄な空気感に包まれています。
【常陸國總社宮 社殿】
現在の社殿は、1627年(寛永4年)に再建された物で、江戸初期らしい、落ち着いた中にも精緻な彫刻が施されており、当時の建築技術の高さがうかがえます。

社殿正面には、筑波山が見えるようになっており、腰掛石と合わせているのかもしれませんね。現在は、石岡市の指定有形文化財に指定されております。
【常陸國總社宮 日本武尊の腰掛石】
拝殿の脇にあり、東征の際に日本武尊が腰を掛けて筑波山を眺めたと伝わる神石です。

今から約1900年前、第12代景行天皇の皇子である日本武尊が東国を平定するためにこの地(常陸国)を訪れた際、この石に腰を下ろして休息をとったと伝えられています。
【常陸國總社宮 末社】

拝殿の左側(西側)に整然と並んでおり、「十二末社(じゅうにまっしゃ)」として親しまれています。鹿島神社、静神社、吉田神社、酒列磯前神社・大洗磯前神社、稲荷神社など、計12の社が並んでいます。
【常陸國總社宮 一年安鯛みくじ】

常陸國總社宮の「一年安鯛(いちねんあんたい)みくじ」は、釣り竿を使って鯛の形をしたおみくじを釣り上げる、可愛らしくて縁起の良いおみくじです。赤や金などの鯛があり、尾の部分におみくじが入っています。釣った鯛は持ち帰って自宅のインテリアやお守りにできます。尻尾の部分におみくじが入っています。
【常陸國總社宮 御朱印】

手塚治虫氏のご先祖(手塚家)は、江戸時代に常陸府中藩(現在の石岡市)に仕えた藩医(お抱え医師)でした。石岡市が「手塚家ゆかりの地」であることから、街のシンボルである総社宮とのコラボレーションが始まり2014年頃から、手塚プロダクションの協力により、公式の授与品が登場するようになりました。
【常陸國總社宮 近くにある観光スポット(徒歩30分圏内)】
常陸風土記の丘、胎安神社、素鵞神社
【常陸國總社宮 アクセス】
管理人の感想
腰掛石や、それを見守る樹齢600年の御神木など1900年以上前の英雄がここで筑波山を眺めたという伝承は、単なる知識ではなく境内の静寂の中でリアルな物語として伝わってきます。御神木を中心に非常に気持ちが良いく清浄な空気感に包まれていました。また腰掛石はよく見ると、キラキラ光っているので何らかの特殊な石なのかもしれません。
【御朱印・絶景】日本の神社仏閣めぐり – JAPAN SHRINE GUIDE 




