【根津美術館 概要】
根津美術館(ねづびじゅつかん)は、東京・南青山にある、日本・東洋の古美術品を専門に扱う美術館です。都会のオアシスとも称される美しい日本庭園と、隈研吾氏設計のモダンな建築が融合した、非常に人気の高い文化スポットです。東武鉄道の社長などを務めた実業家・初代「根津嘉一郎(ねづ かいちろう)」のコレクションをもとに1941年(昭和16年)設立されました。

日本、中国の古美術を中心に約7,400点以上を所蔵しており、国宝7点、重要文化財88件、重要美術品94件を含む、非常に質の高いコレクションとなっています。
根津美術館の入館料は、開催される展覧会(特別展か企画展か)や、オンライン予約か当日窓口購入かによって異なりますが、一般: 1,800円~1,400円程度となっています。
【根津美術館 入口】
2009年にリニューアルされた本館は、建築家・隈研吾氏が設計。和風の要素を取り入れた、「都市の喧騒から美術の空間へと気持ちを切り替える仕掛け」として極めて緻密に設計した空間です。

通路の片側には、丸竹を細かく並べた美しい竹垣が配されており、静寂な「美の森」へと鑑賞者を誘うトンネルの役割を果たしています。
【根津美術館 館内】
竹林のアプローチを抜けてエントランスを入ると、一転して一面ガラス張りの明るいホールが広がります。

根津美術館の展示室内はすべて撮影禁止ですが、このエントランスロビーの仏像エリアだけは、例外的に写真撮影が許可されています。

ロビーに常設されている仏像は、主に中国の「北朝時代(6世紀頃)」から「唐時代(7世紀〜8世紀頃)」にかけて制作された極めて貴重な石仏です。

代表的な所蔵品として国宝《燕子花図屏風(かきつばたずびょうぶ)》が例年4〜5月頃に展示されます。尾形光琳の最高傑作とされています。
【根津美術館 日本庭園】

美術館の裏手には、都会にあるとは思えない約17,000平方メートルの広大な庭園が広がります。四季折々の景色(ツツジ、紅葉など)や、茶室を楽しむことができます。

例年4月下旬〜5月上旬頃に満開を迎える数百株のカキツバタが植えられており、この時期に合わせて館内では国宝《燕子花図屏風》が特別公開され、「絵画のカキツバタ」と「庭園の本物のカキツバタ」を同時に楽しむことができます。

また、庭園内には、嘉一郎が熱心に収集した灯籠、石塔、石仏、蹲踞(つくばい)など数十体もの石造物が自然に溶け込むように配置されています。

庭園の起伏に富んだ地形を生かし、江戸時代〜明治・大正期に建てられた貴重な茶室が4つ点在しています。通常は外観のみの見学となります。
【根津美術館 NEZUCAFÉ】

庭園を眺めながら休憩できる「NEZUCAFÉ」は、大きなガラス窓から庭園が一望できる絶景スポットです。画展の開催期間中や、カキツバタ・紅葉のシーズンは長蛇の列になり、残念ながら諦めました。※写真は根津美術館から
【根津美術館 近くにある観光スポット(徒歩30分圏内)】
長谷寺、国立新美術館、森美術館、出雲大社 東京分祠、金王八幡宮、渋谷氷川神社、乃木神社、赤坂氷川神社、東郷神社
【根津美術館 アクセス】
管理人の感想
表参道で絶賛されている根津美術館。当たり前ですが、展示物に対して理解できる教養がある方向けです。ただ、庭園に関しては日頃から豊かな自然に触れている方にとっては、少し評価が分かれる場所だと思います。特に気になったのは、評価の高い日本庭園の「作為性」でした。自然の深山幽谷を模しているとのことですが、人工的な整備が行き届きすぎているせいか、どこかテーマパークのような「なんちゃって日本庭園」っぽさが見え隠れしてしまいます。都会の中で手軽に雰囲気を味わいたい人向けのアプローチなのかもしれません。あくまで個人的な感想ですが価格に対する満足感は低めで、NEZUCAFÉで優雅に時間を過ごすのが最大の価値なのかもしれません。
【御朱印・絶景】日本の神社仏閣めぐり – JAPAN SHRINE GUIDE 





